04/26
2024
Fri
旧暦:3月17日 先勝 己 
産業・経済
2018年5月27日(日)8:59

マンゴーの収穫始まる/18年産

ハウス加温で「早出し」/上野の農園、たわわに実る


早出しマンゴーの収穫を始めているユートピアファーム宮古島の上地登さん(左)と次男の元氣さん=26日、上野宮国のユートピアファーム宮古島農園

早出しマンゴーの収穫を始めているユートピアファーム宮古島の上地登さん(左)と次男の元氣さん=26日、上野宮国のユートピアファーム宮古島農園

 宮古島市内の一部の農園で、2018年産マンゴーの収穫が始まっている。ハウス内を加温して着果を早める「早出し」のマンゴーで、上野宮国にあるユートピアファーム宮古島の農園では、たわわに実ったマンゴーが見られる。この農園では、1週間ほど前から収穫作業を始めたという。店内で販売している。

 マンゴーの収穫は7月に集中するが、加温機でハウス内の温度を上げ、開花と着果を早めれば5月の段階で収穫が可能になる。

 約30㌃で加温栽培に取り組んでいるユートピアファーム宮古島では、今年1月下旬から加温。2月下旬には花の満開を迎えた。その後は摘果、玉吊り、袋がけ作業と通常の栽培手順を踏み、1週間ほど前から少しずつ収穫を始めた。

 代表の上地登さんは、2014年から早出しマンゴーを収穫している。「加温栽培はばらつきが少ないから良い。花も一気に咲かせられるし、着果も、実の太りも良い」と加温のメリットを挙げた。その上で「今年も良い実がついた。いよいよマンゴーのシーズンが始まるよ」と笑顔だった。

 ユートピアファーム宮古島では、加温なしを含めて約2㌶でマンゴーを栽培しているが、将来的には全体の3割近くを加温栽培に移行させたいという。上地さんは「加温で安定的に収穫していきたい」と話した。

 収穫したマンゴーは店内で販売しているが、観光客を中心に大人気で品薄な状態が続いている。今後さらに収穫・出荷量を増やして対応し、宮古島産マンゴーのアピールに努める。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!