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教育・文化
2018年6月3日(日)8:56

「詩」を通して国際交流/日米韓比の高校生が発表

交流会に参加した(前列右から)首里高校の伊禮さん、金城さん、平良さんら=2日、沖縄県立図書館(那覇市)

交流会に参加した(前列右から)首里高校の伊禮さん、金城さん、平良さんら=2日、沖縄県立図書館(那覇市)

 【那覇支社】日本・米国・韓国・フィリピンの高校生を対象とした「詩の交流会」が2日、那覇市の県立図書館で開催された。交流会はネット中継を使って4カ国対抗戦で行われ、各国代表の高校生が自作の詩を発表した。日本チームは首里高校と静岡県の御殿場西高校が合同で出場し、全体で3位の成績を収めた。

 米国会場からモニターを通じて開会のあいさつをした発案者のキャロライン・ケネディ元駐日米大使は「世界中の生徒の皆さんの詩を聞けることをとても楽しみにしています」と述べた。

 交流会では、首里高校文芸部部長の伊禮鈴さん(2年)が「五文字の感情」と題した詩を披露したほか、金城愛那さん(2年)が「過ぎゆく」、平良佳奈さん(2年)は「暗い道」と題して登壇した。発表は母国語で行われ、各会場には日本語・英語・韓国語に翻訳された資料を配布。それを基に詩の内容と表現力などを米国会場にいる3人の審査員が点数を付けて競い合った。

 終了後、伊禮さんは「海外の高校生と交流して、物事の捉え方などの違いが知れて、とても勉強になった」と感想を述べた。金城さんは「外国人の感情表現は凄かった」、平良さんは「日本人とは違う視野の広さを感じた」と、それぞれ振り返った。

 審査員らは「詩から生活の雰囲気が伝わってきた」や、「言葉の持つ力を感じた」などと講評した。

 交流会は、ケネディ元駐日米大使の発案で2年前に発足。生徒たちの共通の趣味の「詩」を通してお互いの理解を深め、友情を育むことを目的に行っている。学生間の直接交流も実施しており、2016年には日本から韓国、17年にはアメリカを訪問している。


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