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郷友会便り
2018年6月30日(土)8:56

【郷友会便り】来間さん、新会長就任/在沖多良間郷友会

組織の活性化に尽力


来間玄次さん

来間玄次さん

 【那覇支社】在沖多良間郷友会の5月の総会で、任期満了に伴う役員改選により、新会長に来間玄次さん(66)が選任された。

 来間さんは会長就任に当たり、「郷友会の活性化には、若い世代の参加が不可欠。今回は新役員の年齢層を大幅に下げて、25~55歳の若手で固めた。2世、3世の会員を掘り起こして、組織の裾野を広げていきたい」と意気込みを示した。

 同郷友会は、結成して60年近くになる。現在の会員世帯数は約600世帯で、会員数は約2000人。

 これまで副会長を3度勤めてきた経験を通し、来間さんは「うちの郷友会には、強い団結力がある。運動会では9部落の対抗意識を丸出しにしながらも、和気あいあいという雰囲気がある。お互いが深い絆でつながっている」と強調した。

 毎年の恒例行事には、総会・敬老会・沖縄本島高校入学激励会のほか、グラウンドゴルフ大会、ふしゃぬふ大運動会、新年会・成人祝い・叙勲祝賀会などがある。

 来間さんは、新たな取り組みとして、多良間島の「八月踊り」をモチーフにした多彩な伝統芸能を、沖縄本島でアピールする「多良間芸能祭(仮称)」を、那覇市で開催する構想を打ち出している。「できれば今年中に、初公演を実現させたい」と意欲的だ。

 また、多良間村が行う「多良間人交流促進事業」で予算化された、4カ年計画の「たらまふしゃぬふエイサー」普及活動にも取り組む。同活動は、島の古典民謡をアレンジした創作エイサーを県内外に広く発信するもので、来間さんは「沖縄本島で活動するNPO法人ふしゃぬふネットをはじめ、関東・関西や宮古・八重山などの各郷友会と連携して推進したい」と語った。

 来間さんは「若い世代を受け入れて、次に引き継いでいくのが、われわれの責務だと認識している」と気を引き締めた。

 同郷友会の新役員は次の通り。

 会長=来間玄次▽副会長=豊見山幸栄、美里浩昭、伊良皆秀安、佐久本美香▽事務局長=豊見山瑠衣▽事務局次長=波平雄翔▽青年会長=安里太志

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