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イベント
2018年7月1日(日)9:00

最高賞に下地政吉さん/みゃ~く方言大会

8人がユーモアたっぷり/満員の会場、爆笑の渦


最高賞の市長賞に輝いた下地政吉さん

最高賞の市長賞に輝いた下地政吉さん

 宮古方言を語り継ぐ第25回「鳴りとぅゆん(鳴り響く)みゃ~く(宮古)方言大会」(主催・宮古島市文化協会)が30日、マティダ市民劇場で行われた。8人の弁士がユーモアたっぷりの話題を自慢の宮古フツで発表し、観客を大いに沸かせた。審査の結果、最高賞に当たる市長賞には下地政吉さん(56)が輝いた。教育長賞の優秀賞は天久富雄さん(66)、市文化協会長賞の優良賞は野原康男さん(56)が受賞した。

 方言大会は、宮古フツの豊かさを共有し、継承の機運を高めることが狙い。今年は43歳から81歳まで8人の弁士が発表した。

 それぞれ流ちょうな方言で魅了した。観客はユーモアたっぷりの発表に大笑いしながら、宮古方言の魅力を再確認していた。

 市長賞を受賞した下地さんは3回目の挑戦で最高賞を獲得した。「キビこそ我が命」という演題で、自身の人生を振り返った。

 「子どもたちを育てたサトウキビ。足を向けて寝られないが、周りはキビだらけでどうしようもない」と言って笑わせると、年を重ねて作業能力は落ちるばかりなのに、「血圧は上がるばかり」と話して大爆笑を誘った。話のテンポ、おもしろさ、絶妙の間の取り方で最高評価を得た。

 下地さんは「(3回目の出場で)緊張せず発表できたよ」と感想。「最高賞はうれしい」と笑顔だった。

 優秀賞の天久さんは競り市場から逃げてきた牛との会話などを愉快に披露、優良賞の野原さんはスライドを使って昔の風景を見せながら郷土の良さを語った。

 観客は発表者の話に最後までくぎ付け。大笑いしながら各地域の宮古フツの魅力をかみしめていた。

 結果は次の通り。(敬称略)

 市長賞=下地政吉▽優秀賞=天久富雄▽優良賞=野原康男▽審査員特別賞=砂川ジュディ▽奨励賞=瑞慶覧学、根間直樹、照屋健市、狩俣榮吉


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