04/19
2024
Fri
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
社会・全般
2018年7月24日(火)8:59

「どぅ~ぬすま憲章」看板設置/住民と島外者にアピール

いけま島おこしの会


池間島の憲章看板を設置した仲間会長(手前右)と関係者ら=23日、池間公民館

池間島の憲章看板を設置した仲間会長(手前右)と関係者ら=23日、池間公民館

 いけま島おこしの会(会長・仲間正明池間自治会長)は23日、「池間島どぅ~ぬすま憲章」看板を池間公民館など4カ所に設置し、住民や島外者にアピールした。


 この憲章は、今年6月3日に開催された自治会主催の総会で全会一致で承認された。島独自の憲章が住民総意で制定されたことを受け、憲章看板を制作。看板は長さ182㌢、幅91㌢。設置場所は公民館のほかに、スクニャー浜海岸、かつお公園、船越海岸。

 憲章は、前文、5項目からなる本文・解説、結びで構成されている。

 前文には「どぅ~ぬすま(私たちの島)にとって、守っていきたいと心から願うものは、伝統行事と祭祀、自然と寄り添う暮らしの知恵、富を分かちあってきた助け合いの心である。そして、それらを根底で支えてきたのは、やはり、常に食と職の恵みを与え続けてくれた母なる海と島の大地である。島の姿が急激に変わりつつある今、島民の心を一つに、美しい島を未来へ繋いでいくための『どぅ~ぬすま憲章』をここに定める」と明記している。
 本文は前文に示した「美しい島を未来へ繋いでいくため」にどうしていこうとするのかを5項目で示し、各項目に解説を加えている。

 5項目は▽島の自然環境・集落景観を乱すような開発を許さない▽土地の島外流出に歯止めをかける▽貴重な資源の無秩序な採取を禁止する▽廃棄物の不法投棄を許さない▽島内美化・緑化活動を推進する。

 5項目のうち「土地の島外流出に歯止めをかける」の解説では「島外への土地の売却は、母なる島の切り売りに繋がり、島外者による海岸の占有などの問題が出始めている。島の土地が島外へ無秩序に切り売りされないよう、自治会と島民は最大限の努力と工夫を重ね、島外に売らないくてもよい方法を模索していく」と厳しい姿勢で臨む考えを示している。

 結びには「この憲章は、何かを強制するための規則ではありません」と書き込んだ上で「島人の共通の願いを形にしたものです」と理解と協力を求めている。

 仲間会長は「住民や訪れた島外者が憲章を理解し、自然豊かな池間島と美しい海の環境保全に協力してほしい」呼び掛ける。
 同会の事務局、三輪大介さんらが看板設置に協力した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!