04/23
2024
Tue
旧暦:3月15日 大安 丁 
産業・経済
2018年8月5日(日)8:59

受託1万頭、2900万円/前年度並みの実績

生産者の高齢化反映
17年度牛ヘルパー事業


宮古和牛ヘルパー実績

宮古和牛ヘルパー実績

 肉用牛の輸送や削蹄の業務を受託する宮古和牛ヘルパー利用組合の2017年度の実績がまとまった。主なヘルパーの受託頭数は延べ1万323頭、受託料金は2900万円で前年度並みの実績となった。ヘルパー事業は不足する労働力を補うもので、生産者の高齢化の現状を映し出している。


 和牛ヘルパーは▽市場▽削蹄▽飼養管理-が主な業務。市場ヘルパーは牛を輸送したり、競り市場で販売したりする業務をヘルパーに任すことができる(補助の対象は子牛及び妊娠牛に限る)。飼養管理は、生産者が冠婚葬祭や研修会等で島外に出るときにヘルパーを活用できる仕組みだ。

 利用料金は家畜輸送が1頭当たり3000円、販売は同2000円、削蹄は子牛が1頭当たり3000円で、成牛は3500円に設定されている。飼養管理は1日5000円となる。

 料金の5割弱は国が補助する事業で、特に市場ヘルパーを利用する高齢者が多い。重量のある牛を競り市場まで運ぶ作業を任せており、17年度の利用頭数は補助対象外を含めて1626頭。受託料金は487万円という実績だった。

 削蹄もここ数年利用率が高い。JAなど関係団体による普及運動が奏功して意識の高揚が図られ、競りに出す前に削蹄を済ませる農家が増えている。17年度は全体で6023頭(削蹄師や身内の牛の削蹄は補助対象外)で利用があった。

 飼養管理ヘルパーの利用は前年度並みだった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!