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花は島色
2018年8月15日(水)8:54

【花は島いろ】山城 奈都子さん(41歳)ユリシス沖縄代表

 女性が輝く魅力追求


山城 奈都子さん

山城 奈都子さん

 【那覇支社】「女性の多くは、きらめくものが好き」と話すのは、「ユリシス沖縄」代表の山城奈都子さん。ブライダル業界などで注目されている「ボディージュエリー」製作資格者の養成などを手掛けている。

 この仕事を始めたきっかけは、「母、妻として日常生活を送る中でも自分を磨きつつ、何かビジネスにつなげられないかと思い立ったこと」と語る。

 山城さんは1977年7月、平良西里に生まれた。平良第一小、平良中、宮古高校卒業後、沖縄キリスト教短期大学へ進学・卒業した。その後も、沖縄国際大学商学科へ3年次から編入してマーケティングなどを学んだ。

 「学生時代は、まさに『就職氷河期』の真只中で、就職に困難をきたした時代でした。短大では英語を学びましたが、それだけでは足りないと思い、大学への進学を決めたという経緯があります」と話す。

 卒業後は、沖縄本島の大手医薬品総合商社に総合職として採用される。同社では営業職、販売事務職を担当し、2006年に結婚。長女を出産し、産休、育休を使いながら仕事を継続したが、女性が家庭と仕事を両立することの大変さを知ったという。

 「家庭と職場の往復だけで、何だか一個人としての『女性の輝き』を失っていくような衝動にかられ、ヨガ、生け花、フラメンコなどの講座に通うようになり、その中で出会ったのがボディージュエリーの世界だったのです」と語る。

 13年間勤めた商社を退職して独立。本格的にブライダルジュエリー、ハンドメイドジュエリーの創作活動と販売を展開するようになった。

 自身も、ボディージュエリーの製作資格者を認定する講師の免許を持ち、現在は養成スクールの運営を中心にビジネスを展開している。キャッチコピーは、「自分史上、最高に輝く私」。

 これまでには、ボディージュエリーの認知度を上げるため、OL時代に培った経験を活かしてブライダル衣装サロンなどへ飛び込み営業したこともあるという。

 「今年11月に宮古での講座も計画しています。女性が輝きを放つボディージュエリーの魅力を伝えることで、故郷に貢献できればと思っています」と輝く笑顔で話した。

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