04/26
2024
Fri
旧暦:3月17日 先勝 己 
スポーツ
2018年9月29日(土)8:55

古城さん、日本代表に/障がい者サッカーW杯

 2000年シドニーパラリンピック陸上100㍍の日本代表で宮古島市出身の古城暁博さん(35)がこのほど、身体に障がいを持つ人がつえをつきながらプレーするアンプティサッカーの日本代表に選ばれた。10月にメキシコで開催されるW杯に出場する。主将を務める古城さんは「ベスト4を目指す。良い成績を残してアンプティサッカーの認知度を上げ、多くの子どもたちに夢を与えたい」と上位入賞に意欲を見せた。

 古城さんは平良鏡原の出身。5歳の時、交通事故に遭って右足のひざ関節から下を切断。以来義足をつけて日常生活を送る。

 南小、平良中を卒業した後は千葉の高校に進学。高校1年のころに始めた障がい者スポーツにのめり込んだ。2000年のパラリンピックでは100㍍で8位入賞。02年の世界選手権では6位に入っている。

 アンプティサッカーに出合ったのは13年。すぐに頭角を現し、14年のW杯日本代表に選出された。17年には国際トーナメントで3位に入賞。今回、2大会連続でW杯出場を決めた。

 古城さんは現在、千葉県の富里市役所に勤務。アンプティフットボールクラブのAFCBumbleBee千葉に所属している。

 2度目のW杯に向けて古城さんは「前回大会初めて2勝して16強に残ることができた。今回は4強を目指したい」と意欲を語った。

 また、「結果を残すことでアンプティサッカーをより多くの人に知ってもらえることになる。同じ障がいを持つ人、特に子どもたちに伝えたい」と認知度の向上を目指す。「このスポーツを知ることで一つの居場所ができる。社会に出ていくきっかけになってくれればうれしい」と話した。

 アンプティサッカーはクラッチというつえを使う7人制のサッカー。日本アンプティサッカー協会はクラウドファンディングで支援を呼び掛けている。詳しくは同協会のHPまで。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!