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政治・行政
2018年10月1日(月)9:00

玉城デニー氏が初当選/県知事選

「オール沖縄」県政継続/佐喜真氏に8万票の大差


県知事選で当選確実となり、支援者らと万歳する玉城デニー氏(中央)=30日午後9時35分頃、那覇市

県知事選で当選確実となり、支援者らと万歳する玉城デニー氏(中央)=30日午後9時35分頃、那覇市

 【那覇支社】第13回県知事選挙は30日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で「オール沖縄」が推す前衆院議員の玉城デニー氏(58)が39万6632票を獲得し、無所属新人で保守系が推す前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=を8万174票差の大差で破り初当選を果たした。これで「オール沖縄」は県知事選2連勝となり、翁長雄志知事の県政を引き継ぐ結果となった。投票率は63・24%で、台風24号の影響もあり前回選挙の64・13%を0・89ポイント下回った。

 翁長知事の急逝に伴い、11月から9月に前倒しになった今回の知事選は、玉城・佐喜真両氏の事実上の一騎打ちとなった。玉城氏は、「米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止」「誇りある豊かさ」を掲げ、翁長知事の路線継承を前面に打ち出して選挙戦を戦い、無党派を含む幅広い層からの支持を得て投票を積み上げた。

 一方の佐喜真氏は、「県民所得300万円への引き上げ」「普天間飛行場の早期返還」を主張したが及ばず、同飛行場の辺野古移設を推進する政府にとっては厳しい結果となった。元那覇市議で琉球料理研究家の渡口初美氏(83)、元会社員の兼島俊氏(40)は得票を伸ばせなかった。

 玉城氏は離島振興策で、航空運賃の低減と離島出身生徒の寄宿舎整備、サトウキビ生産の増産や維持のほか、下地島空港と周辺用地の整備、離島観光・交流促進事業などを通した活性化を目指すとしている。

 また、宮古地区への陸自配備については、「住民合意のない配備強行は反対」との立場を示している。

 玉城 デニー(たまき・デニー) 1959年10月13日生まれ。58歳。うるま市出身。上智社会福祉専門学校卒。ラジオパーソナリティーを経て2002年、沖縄市議に初当選。09年衆院選挙で初当選。18年9月13日まで4期務める。18年県知事選挙で初当選。


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