2018年10月25日(木) 8:53

【時事】パーントゥ無形遺産に/「来訪神」10行事で構成

ユネスコ評価機関が登録勧告


ユネスコ評価機関が無形文化遺産に登録勧告した「来訪神 仮面・仮装の神々」の一つ宮古島のパーントゥ

ユネスコ評価機関が無形文化遺産に登録勧告した「来訪神 仮面・仮装の神々」の一つ宮古島のパーントゥ

 政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に提案していた宮古島のパーントゥ(保護団体・平良島尻自治会、上野野原部落会)など「来訪神 仮面・仮装の神々」について、事前審査を行うユネスコ評価機関は24日、登録するよう勧告した。11月26日からモーリシャスの首都ポートルイスで開催される政府間委員会で正式決定される見通し。


 来訪神が無形文化遺産に決まれば、2016年の「山・鉾・屋台行事」以来で、国内における無形文化遺産は計21件となる。


 来訪神は「宮古島のパーントゥ」や「男鹿のナマハゲ」(秋田)など、神の使いに仮装して正月などに家々を訪ね、怠け者を戒めたり、厄払いや無病息災を願ったりする八つの県の10の行事で構成。各地で伝承され、世代を超えて受け継がれている。いずれも国指定重要無形民俗文化財に指定されている。


 政府は11年、ナマハゲを単独で提案したが、既に登録済みだった「甑島のトシドン」(鹿児島)との類似性を指摘され登録が見送られた。16年にトシドンを拡張する形で一括提案したが、この時は各国から審査件数の上限を超える提案があったため、過去の登録件数が多い日本の審査は1年先送りされ、昨年再提案していた。


 10行事は次の通り。


 吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)▽米川の水かぶり(宮城県登米市)▽男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)▽遊佐の小正月行事(山形県遊佐町)▽能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)▽見島のカセドリ(佐賀市)▽甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)▽薩摩硫黄島のメンドン(同県三島村)▽悪石島のボゼ(同県十島村)▽宮古島のパーントゥ(宮古島市)


 無形文化遺産 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の事業で、2003年に採択された無形文化遺産保護条約に基づいて保護される芸能や社会的慣習、儀式、祭礼行事、伝統工芸技術など。18年7月現在、世界で399件が登録され、日本は能楽、歌舞伎、山・鉾・屋台行事など21件で、2番目に多い。178の条約締約国から選ばれた24カ国で構成する政府間委員会が年1回開催され、評価機関の勧告を踏まえて登録の可否を最終決定する。

  • 宮古島の人口

    平成30年11月1日現在

    宮古島市 54,209 人
    27,144 人
    27,065 人
    世帯数 26,779 軒
    多良間村 1,173 人
    629 人
    544 人
    世帯数 521 軒
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