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がんずううやき
2018年12月6日(木)8:54

【がんずううやき】島尻 寛俊さん(83歳)浦添市在住(城辺加治道出身)

「右流間号」の歌で親睦


島尻寛俊さん

島尻寛俊さん

 島尻さんの亡き父親、寛栄さんは、天皇陛下の幼少期に白馬の宮古馬「右流間(うるま)号」を献上した。皇太子だった天皇陛下が海洋博で来沖した際、ご夫妻から親子でお言葉を掛けられた。島尻さんは、「僕の手をしっかり握り、優しく『お父さんを大切にしてください』と言われた」と懐かしむ。

 10数年前に、父親の名を残したいと「右流間号」の歌を作ってCD化。正月祝いに親族が集まり、新年あいさつや歌で親睦を深める宴会の音声を収録したCDも制作した。

 また、自らも好きな民謡を作詞作曲し、自慢の声で歌う「島尻寛俊作品集」を完成させた。「さとがおかげ」「親ぬ思い」など全16曲を収録している。

 島尻さんは「毎年、元旦には自宅に親族みんなが揃って楽しく過ごす。久しぶりに元気な顔を見て、自分も健康で頑張ろうという気持ちになる」と語る。

 健康の秘訣は、「自分でつくった歌をCDで聴くのが、体に一番良い」と話す。妻のヒデさんから「うちの人は宮古馬のように体は頑丈。私は同じ歌を何回も聴かされているからね」と言われ、夫婦で大笑いしていた。

1935(昭和10)年8月30日生まれ

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