04/25
2024
Thu
旧暦:3月17日 先勝 己 
政治・行政
2018年12月18日(火)9:00

市総合庁舎建設 市の負担が大幅増/市議会一般質問

一般財源3・3倍に/さらに膨らむ可能性も


一般財源からの負担が当初予定から3・3倍に膨れあがったことなどが説明された12月定例会一般質問=17日、市議会

一般財源からの負担が当初予定から3・3倍に膨れあがったことなどが説明された12月定例会一般質問=17日、市議会

 市が建設を計画している総合庁舎の整備事業費が100億円を超える見通しとなり、それに伴い市の持ちだし分も大幅に増えることが17日に行われた市議会12月定例会の一般質問の中で示された。当局の説明によると、人件費、資材費の高騰で事業費は105億4000万円となり、市の持ち出しとなる一般財源は当初予定の3億4000万円から3・3倍の大幅増となる11億1200万円に膨れあがっていることが分かった。國仲昌二氏の質問に答えた。

 長濱政治副市長によると、庁舎本体の建設工事費は95億2500万円。そのほか、用地費で6億5500万円、外構工事などに3億5000万円程度を見込み、事業費としては105億4200万円になるとしている。その内訳は、合併特例債が66億2900万円、庁舎等建設基金が28億円。一般財源は11億1200万円となっている。

 昨年9月に市が示した基本計画概算費における事業費は89億円で、現在よりも約16億円安かった。

 当時に比べ、基金は同額だが、合併特例債は8億6000万円増加。一般財源は3億4000万円から一気に跳ね上がって11億1200万円となっている。

 事業費の大幅増について、長濱副市長は「現在、全国的にもそうだが特に県内においては著しく建設コスト(人件費、資材費など)が高騰している。今後も価格が安定する見込みが立っていない。その影響を受けて、建築工事費が増額している」と説明した。

 國仲氏は「ドームの建設の際も事業費は30億円から35億円に増額した。その時も人件費、資財の高騰が理由だった。その後に44億円まで膨れあがった時も同じ理由だった。今後、庁舎建設においてさらに事業費が膨れあがる可能性はあるのか」と当局に見解を求めた。

 これに対して長濱副市長は「現時点では何とも言えないが、問題は入札をしても落札されるのかという心配もある。どうすれば落札されるのかを考えて行く必要がある」とし、今後さらに事業費が膨らむ可能性については否定しなかった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!