04/25
2024
Thu
旧暦:3月17日 先勝 己 
産業・経済
2019年1月16日(水)8:59

ハーベスターフル稼働/キビ収穫

天候回復、威力発揮/工場も圧搾作業スタート


収穫の主流となるハーベスターの本格稼働が始まった=15日、市平良のサトウキビ畑

収穫の主流となるハーベスターの本格稼働が始まった=15日、市平良のサトウキビ畑

 2018-19年産サトウキビの機械刈りが15日、始まった。この3日間雨が降らなかったため、城辺や上野地区でハーベスターが稼働している。11日に搬入を開始した宮古製糖城辺工場も15日から圧搾作業を開始した。機械刈りの原料(サトウキビ)は16日から搬入する。沖縄製糖はあす17日から操業を始める。

 ハーベスターを使う機械刈りは今の主流。今期の機械刈り面積は4629ヘクタールと全体の9割に達し、過去最高を更新している。高齢化に伴う労働力の減退と機械化を印象付けている。

 ただ、機械刈り収穫は雨の日に向かない。ほ場がぬかるんでハーベスターが動きにくいという物理的な理由のほか、土など大量のトラッシュが原料に入ってしまうためだ。トラッシュが増えると品質が落ちることから生産農家も嫌う。

 こういった理由から、宮古製糖城辺工場が11日に搬入を開始した後もハーベスターは稼働しなかった。工場には手刈りの原料だけが運び込まれていた。

 ただ、13日から天候が回復。15日午後6時現在まで雨が降っていない。昼間は晴れ間が広がり、ほ場も乾き、ハーベスターがほ場に入れる環境が整ったという判断の下、各地で機械刈りが本格化している。16日から機械刈り原料が搬入されるため、工場の圧搾作業も忙しくなる。

 ハーベスター運営協議会がまとめた申し込み状況によると、全体収穫面積5088ヘクタールに対して申込面積は4629ヘクタールで、機械刈り率は91%に達している。

 地区別の申込面積は▽平良1266ヘクタール▽城辺1464ヘクタール▽下地610ヘクタール▽上野480ヘクタール▽伊良部805ヘクタール-となっている。

 今期のサトウキビは、干ばつや台風でダメージを受けているが、地区全体の生産量は平年並みの約30万トンが見込まれている。今後は冷え込み等に伴う品質の上昇が期待される。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!