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産業・経済
2019年1月17日(木)8:58

平均糖度は14・23度/多良間製糖工場

操業1カ月 高品質維持


多良間製糖工場への原料搬入が開始1カ月を迎えた。平均糖度が14度台に達するなど品質が上昇している=16日、多良間村塩川

多良間製糖工場への原料搬入が開始1カ月を迎えた。平均糖度が14度台に達するなど品質が上昇している=16日、多良間村塩川

 宮古製糖が管理・運営する多良間村の多良間製糖工場の2018-19年期製糖操業は16日、開始から1カ月を迎えた。原料(サトウキビ)の搬入量は3773㌧で、平均糖度は14・23度と高品質を維持している。1㌧当たりの農家平均手取り額は2万1755円。

 新多良間製糖工場は昨年11月に竣工。先月17日に宮古地区のトップを切って操業を開始している。

 天候などの影響を受けて計画通りの搬入はできていない状況だが、平均糖度は徐々に上昇している。

 工場がまとめた開始1カ月の搬入概況によると、基準糖度帯(13・1~14・3度)を上回る原料が全体の46・85%を占めた。基準帯は37・30%、基準以下はわずかに15・85%だった。

 多良間村で見込まれる今期の生産量は2万3400㌧。操業日数は100日前後を予定し、当初の計画では3月下旬まで続く。

 今後の課題に原料の確保が挙げられる。宮古島市と同様、機械刈りでの収穫が急増しているため、雨天時に十分な原料を搬入することができないためだ。手刈り原料の確保などの対策が求められそうだ。

 一方で品質は高い数値で推移している。今後の冷え込み等に伴う一層の糖度上昇が期待される。

 新しく建設された多良間製糖工場は鉄骨造りの3階建て。敷地面積は2万8800平方㍍で、施設面積は8486平方㍍となる。最大処理量は1時間11・25㌧で圧搾量は1日当たり250㌧の性能を持つ。


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