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2019年1月18日(金)8:54

【ひと】宮古島海保初の女性専門官/森本晴子さん(48歳)

海の環境保全に取り組む


森本晴子さん(48歳)

森本晴子さん(48歳)

 宮古島海上保安部(山戸義勝部長)に初の女性専門官が、昨年12月1日に着任した。警備救難課専門官で、業務は担当海域を中心に、主に救難を担当する。救難、防災や海上環境の保全等に関することを所掌する。専門官としての仕事は初めて。「警備救難課の専門官として所掌業務全般に積極的に取り組んでいきたい」と抱負を話す。

 「宮古島は海がきれいと聞いていた。着任してから晴れた日が少ないが、曇りでも十分きれいだと思う」と話す。

 出身は、海がない埼玉県越谷市。小さいころから海への憧れが、かなりあった。汚れた海を見て、海の環境保全への取り組みと、船舶に乗りたいとの思いで海上保安官を目指し、入庁して船艇勤務を希望した。船酔いはしないという。

 国境管区の保安部ということもあり、外国の人との接触も増えるので、他の部署や関係機関などとしっかり情報を共有して職務に取り組む。

 「海上保安庁は女性の登用に積極的で、ソフト、ハード面など職場環境なども、女性にとっても働きやすくなっている。若い女性たちも、職場を見学したり、巡視船艇の一般公開で乗船したりして興味を持ってほしい」

 森本 晴子(もりもと・はるこ)1970(昭和45)年3月24日生まれ。埼玉県越谷市出身。93年9月海上保安学校入学(採用)。翌年に卒業し、新潟海上保安部所属巡視船「えちご」に配属。海上保安庁総務部、第11管区海上保安部刑事課などを経て現職。趣味はドライブとウオーキング。

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