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2019年2月19日(火) 8:54

【行雲流水】(仲宗根將二著『軌跡』)

 東恩納寛惇賞受賞者の郷土史家・仲宗根將二氏が、宮古郷土史研究会会報に昨年掲載した文章を『軌跡』(2018年)にまとめられた


▼その中の一部を紹介したい。県立図書館宮古分館は業務を終えたが、関連して、宮古における公立図書館の推移を、昭和3年の簡易図書館の開館から、敗戦後「文化立島」を標榜して内外有志提供の図書をもとに設立された図書館、その後、幾多の変遷を経て、「北分館」までの歴史が記述されている。郷土文化振興への先人たちの熱い思いが伝わってくる


▼なお、北分館で催された「郷土史を学ぶ会」の講座受講者らで1974年「宮古郷土史研究会」が結成され、数多くの郷土史講座が開講され、会報は昨年末で229号を数える


▼18世紀初期に編さんされた「御嶽由来記」の「漲水御嶽縁起」によると、天から天降りした古意角(恋角)・古依玉(恋玉)の男女神が宮古をつくったとされるが、これは8世紀、大和朝廷編さんの「古事記」の記述とほぼ同じ内容だという。古代大和と宮古の関連を想像させて興味深い


▼桟橋の北側にポー崎があった。「ポー崎はその地理的たたずまい、景観のよさから、若者らのよき出会い、よき語らいの場であった」。この多くの人の思い出の地に「ここにポー崎ありき」の標識がほしいと、著者は書いている


▼南ふう著『花水木~四姉妹の影を追って~』、幸地ヨシ子著『喜怒哀楽』、国仲晃行著『来間島の風土と社会』、コールサック社編『沖縄詩歌集~琉球の風』等の書評は記録に残すことの大切さを考えさせる。(空)

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