2019年3月15日(金) 9:00

路盤材用砕石が不足

大型工事などで大幅需要増/日々の生産追いつかず


大型工事や公共工事の集中など、大幅に増加した需要に生産が追いつけない状況が続いている砕石場=13日、市内

大型工事や公共工事の集中など、大幅に増加した需要に生産が追いつけない状況が続いている砕石場=13日、市内

 道路や駐車場工事などの路盤材に用いられる砕石の一種である粒度調整砕石などの需要が過去に例を見ないほど増加し、昨年末ごろから不足傾向が続き、現在は不足の状態となっている。陸上自衛隊の駐屯地建設などの大型工事のほか、年度末に例年増える公共工事の集中とも重なって、島内の砕石場ではストックしていた分をほぼ使い果たし、日々の生産もその需要に追いつかない状況が続いている。


 好景気が続く宮古島において、次から次へと始まる各種工事は、これまでになかった現象を生んでいる。


 不足となっている路盤材は、岩石や玉石をクラッシャー(破砕機)で砕いた後、ふるいにかけて粒の大きさを一定に揃えた「粒度調整砕石」と、粒が大きめの「クラッシャーラン」だ。


 粒度調整砕石は締め固めたときの支持力が強いことから上層路盤を作るための路盤材として使われ、クラッシャーランは、主に下層路盤を作る際に用いられている。


 この路盤材は例年、道路関係の公共工事がピークとなる年度末に一気に需要が増えるが、島内の砕石場ではそのために年間を通してストック分を確保しておいたという。


 しかし、大量の砕石を必要としている陸上自衛隊の駐屯地建設や下地島空港ターミナル工事などの大型工事が進められる中で、ストックしていた分の砕石は底をつく状況になっている。


 砕石場の関係者は「自衛隊駐屯地、空港ターミナル、大型ホテルと年度末の公共工事と一気に進んでいるから大変。日々、砕石を生産しても待っているトラックがすぐに積んでいく状態で需要に対応できない。こんなことになった経験はないので驚いている」と話した。


 さらに、今後も大型工事が控えていることをについても「それも心配している。需要と供給のバランスが崩れている中、通常に戻るめどもつかない」と述べた。


 別の砕石場の関係者は「今は製糖期で民間のトラックもほとんどキビ運搬に使われている。掘り出した石を砕石場に運ぶのも難しいし、そうした中で天候が悪いと生産にも影響してさらに打撃になっている」と、現状の厳しさを指摘する。


 また「陸自の駐屯地の工事でもまだまだ砕石は必要で、通常期よりも大量に必要な状況はしばらく続くことから、こうした状況は今後も懸念される」と述べた。


 公共工事を受注したある土木業者は「これまでは必要な分を砕石場で受け取ることができたが、今では1日待ってもトラック1、2回分しか受け取れない」と話し、今後の工期の遅れにも不安の声を上げている。

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