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産業・経済
2019年5月2日(木)9:00

モズク安定出荷へ/宮古島漁協

鮮度保持施設が起工


くわ入れを行う古波蔵社長(左から2人目)と関係者=1日、宮古島漁協東側の建設現場

くわ入れを行う古波蔵社長(左から2人目)と関係者=1日、宮古島漁協東側の建設現場

 宮古島漁協(儀保正司組合長)の鮮度保持施設工事の安全祈願祭(主催・同工事安全協議会)が1日、同漁協東側の建設現場で行われた。請負業者や漁協、市の関係者ら約40人が参加し、工期中の無事故・無災害を願った。宮古では、モズク専用施設としては初めて。

 市水産構造改善事業で導入。事業費約3億7100万円で、国が3分の2、県が6分の1、市と漁協がそれぞれ12分の1ずつ負担。

 鉄筋コンクリート平屋造り。延べ建築面積約600平方メートル、冷凍機4基を設置し、各冷凍機ともマイナス20度の鮮度を保つ。従来の冷凍施設(マイナス20度)の60トンより5・3倍の320トンの収容能力を有している。

 9月末の完成を目指す。試運転後、来年1月に供用開始を予定。養殖モズクの鮮度保持の向上や品質の高いモズクの安定出荷が期待されている。

 古波蔵組の古波蔵太志社長、三協建設工業の川満盛長社長、シモマサ設計の下地正彦社長、市農林水産部の松原清光部長、儀保組合長の5人がくわ入れ。

 直会で、古波蔵社長は「安全が第一で、しっかり建設することが業者の仕事。特殊な工法なので、これまでの実績の技術を生かして完成させたい」と話した。

 松原部長は「宮古島漁協の経営改善を支えてきた大きな柱の一つがモズクの加工事業。来期のモズク養殖から施設が大いに活用され水産業発展につながることを期待している」と述べた。

 儀保組合長は「新施設の供用開始以後、取引先の業者が安心してモズクを保管できる。そして必要な分量だけを引き取ることができる」とメリットを語った。


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