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2019年7月3日(水)8:54

【ひと】伊良部漁協組合長/伊良波 宏紀さん(45歳)

漁業の持続的発展を


伊良波 宏紀さん

伊良波 宏紀さん

 先月開かれた理事会で、代表理事組合長に就任した。任期は3年。新たな門出の第一歩を踏み出した。「初めて組合長という大任を引き受けた。不安はあるけど、やり抜くしかない。漁協の健全化に尽くし、魚介類の水揚げ高強化を推進したい」と決意を新たにする。

 「新規漁業就業者が年々増加の傾向にあるが、一方で、高齢漁業者の引退も相次ぐ。漁業協同組合は、若者の新規参加と高齢者の現役引退というはざまで、漁業協同組合の果たす役割を考えなければならない」と話す。

 その上で「漁業を持続的に発展させるためには、意欲のある新規漁業就業者の確保・育成を促進することが重要な課題である。行政などとも相談し、漁業の就業情報の提供、就業相談会、漁業の就業準備講習会などの開催も考えたい」と展望する。

 「国が進める外国漁船操業等監視事業には感謝している。しかし、漁業者がその監視事業に依存し過ぎて、本業である出漁回数が少ない。操業意欲の低下は良くない」と指摘する。

 「本業による出漁回数の増加や大漁により、販売事業、製氷冷凍事業などの収入が増え、組合の経営健全化になる」と強調した。

  伊良波宏紀(いらは・ひろき) 1974(昭和49)年6月16日生まれ。45歳。伊良部前里添出身。宮古工業高校中退。2010年第七美吉丸の乗組員。年県青壮年部連絡協議会副会長、18年同協議会長。趣味は映画鑑賞。

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