活動参加のきっかけに/サマーボランティア研修会
中高生50人参加
サマーボランティア体験研修会(主催・市社会福祉協議会)が7日、下地農村環境改善センターで行われた。中高生約50人が参加。認知症や障がい児について理解を深めるとともに、ボランティアの果たす役割について認識を新たにした。
研修や交流を通して「これから自分たちに何ができるか」を考える場とし、今後のボランティア活動につなげることが目的。
主催者を代表して市社協の饒平名建次会長は「研修に初めて参加した皆さんはボランティア活動を始めるきっかけに。また、活動を継続している皆さんは新しい自分を発見し大きく成長する弾みにしてほしい」と呼び掛けた。
研修会では、市地域包括支援センターひららの沼口克代認知症地域支援推進員・看護師、自立生活センターまんたの吉田晋介共同代表、ビザライチャイルドサポートみやこの具志健一施設長、下地診療所リハビリテーション科の右田秀生科長がそれぞれの現場から講話を行った。
小学生のころ、保育園で体験ボランティアをしたことがあるという與那覇千尋さん(平良中2年)は「研修は日ごろ学べないことが学べる。福祉や介護の知識を得て、将来の仕事に生かしていきたい」と話した。
研修会は、各施設での仕事体験も含め3日間開かれる予定だったが、台風9号の接近で初日の講話のみで終了した。