2019年10月31日(木) 8:57

仮設道路が完成/池間湿原

冬鳥に配慮、工期早める


完成した仮設道路(長さ230㍍)=池間湿原(写真提供・宮嶋建設)

完成した仮設道路(長さ230㍍)=池間湿原(写真提供・宮嶋建設)

 池間湿原で急ピッチで工事が進められていた仮設道路が30日までに完成した。請負業者の宮嶋建設が明らかにした。11月から冬鳥のカモ類などが飛来するため、野鳥に配慮し予定工期より1カ月早く完了した。


 この工事は、環境省沖縄奄美自然環境事務所(那覇市)が発注した国指定池間鳥獣保護区しゅんせつ工事の一環。仮設道路はL字状。当初計画では長さ160㍍を予定していたが、230㍍まで延長した。幅4㍍。


 仮設道路の出入口の背後にしゅんせつ土砂の仮置き場を整備。面積約4000平方㍍。来年度の事業からしゅんせつ工事が本格化する予定。開放水面を拡大し、渡り鳥の利用しやすい環境を確保する。


 国指定池間鳥獣保護区しゅんせつ工事は継続で6年計画され、今年度が初年度。今年度の工期は2019年6月18日~11月29日まで。工事費は約2000万円。 


 池間湿原の前身は海とつながる入り江だった。1964年7月14日、池間漁港の工事が起工。しゅんせつ工事による大量の土砂は入り江の中心部一帯に投入され大部分が陸地化された。埋め立てから取り残されたイーヌブー(西の入り江)は淡水化し、池間湿原と呼ばれるようになった。


 池間島の愛鳥家、松川浩さん(65)は「仮設道路で休むカモの仲間が見えたりする。安心して休んでいるようだ」と話す。

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