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2019年11月5日(火) 8:54

【行雲流水】(市総合博物館の30年)

 市総合博物館は11月1日、開館30周年記念式典を催した。あわせて、当日から始まった30周年記念特別展示「宮古の宝三十選展」を開催している。同博物館は宮古の自然・歴史・民俗・文化等に関する資料を収集し、保管し、一般に展示公開している。また、それらの資料に関する調査研究を行い、必要な事業を行っている


▼展示は常設展示に加えて企画展や特別展を実施している。企画展は「宮古人のルーツを探る」、好評だった「みや昆-昆虫大集合」など、三十数回に及ぶ。特別展では慰霊の日に向けた展示等が行われている。また、博物館講座があり、「野鳥の観察会」や「沖縄の盆行事」等についての講座が開かれている


▼博物館友の会が組織されていて、「戦争遺跡」についての学習会等が行われている。教育普及活動としても「子ども博物館」が開催され、「しっくいシーサーづくり」や「野草の観察会と野草料理」等、二十数回に及ぶ


▼紀要が発行され、研究者たちに研究成果の発表の機会を与え、その膨大な蓄積がなされている。まさに、総合博物館は地域における文化の殿堂と言える


▼「宮古の宝三十選展」では、当館に収蔵されている2万3000点から、30件の資料または資料群を選び、展示している。宮古の歴史の深さと文化の豊かさ、先人たちの偉大さをあらためて認識させる


▼当宮古総合博物館が市民に親しまれ、活用され、宮古を紹介する拠点としてさらに発展することを期待したい。同時に、30年にわたり当博物館を育ててきた関係各位を称えたい。(空)