04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90
社会・全般
2019年11月30日(土)8:54

【行雲流水】(「人はボケる」)

 「ボケ」という言葉は医療現場や福祉の現場では使われることはないとのことだ。認知症の人を侮蔑することになるからだという。しかし普段の生活ではごく自然にボケという言葉が出てくるのは誰かを侮蔑することではなく「年をとったなぁ」といった意味合いで使われるのではないか

▼体力の衰えや親しくしていた人の名前がすぐには出てこなかったりして自らの老いを納得し始めた人にとってボケという言葉は侮蔑でもなければ軽蔑でもない、年寄りの自然な成り行きとしての状態をさす言葉だと受け止められていたと思う

▼ところが認知症という医学用語が使われるようになってボケという言葉は疎まれる病気といったイメージが出来上がってしまったのではないか。「ボケて長生きしたくない」といった言葉が高齢者の口をついてでるようになったのも重症化した認知症の悲惨な状態を思い描く結果だろう

▼日常生活においては全く支障のない高齢者特有のボケ状態を医学的な検査をすることで認知症だと言われる。思うに、病気の性質、病状を表現する「症」を使うことで日々の暮らしに支障のないボケも病気だといわれるようになった

▼これでは「ボケるわけにはいかない」と考えるのも当然だ。ところがそう力んだところで遅かれ早かれいずれボケる。老年精神科医、和田秀樹氏の著書「自分が高齢になるということ」によると誰でも認知症になるし、なってしまうと治す手だてはないという

▼ボケと言われている状態は強いて言えば症状としては軽い認知症だ。重症化しないためにはどうすればよいか。和田氏や前回の大井氏の著書に答えがあった。(凡)


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!