飲酒運転検挙101件/宮古島署管内19年
3・5日に1件
宮古島警察署(上運天幸徳署長)はこのほど、管内の2019年交通違反取り締まり状況と交通事故件数をまとめた。「交通三悪(無免許・飲酒・速度違反)」のうち、無免許運転は減少したものの、飲酒運転は2件増の101件で、3・5日に1件の割合となっている。前年はゼロだった速度違反は23件に増加した。同署では交通三悪は大きな事故につながりかねないとして、さらに取り締まりを強化する方針だ。
取り締まり総数の内訳を違反別検挙数で見ると、無免許運転が26件(前年同期比31件減)、飲酒が101件(同2件増)、速度違反が23件(同23件増)、信号無視や交差点などでの一時停止違反などの交差点関連違反が1260件(同132件増)、運転中の携帯電話使用などが301件(同13件減)となっている。このほか、検挙数には含まれていないが、シートベルト着用義務違反などが469件(同28件減)あった。
携帯電話使用等に関しては2019年12月に道路交通法が改正され、自動車などを運転中の携帯電話やスマートフォンの使用について、反則金がこれまでより大幅に引き上げられたほか、違反点数も1点から3点に引き上げられ、事故を起こしかねない危険を生じさせた場合は、6点となった。
一方、交通人身事故は107件(同27件減)発生し、このうち死亡事故は2件(同3件減)あった。また、物損事故は1830件発生(同166件増)となった。人身事故の特徴としては交差点での出会い頭事故が多く、物損事故の特徴はレンタカー絡みが全体の約半数を占めており、商業施設やホテルの駐車場での隣の車や工作物との単独事故が多いという。
同署では「レンタカーは不慣れな土地なのでどの道が優先道路なのか、一時停止するのかなどが分かりにくいところもある。地域の皆さんも事故に遭わないように優先道路では徐行、交差点は一時停止をしてほしい」などと強調した。