平良さん、石原さん表彰/県母子保健大会
母子保健の向上に貢献
【那覇支社】「みんなで支える親子の未来」をテーマに、第53回県母子保健大会(主催・県、県小児保健協会)が16日、北谷町のちゃたんニライセンターで開催され、宮古地区から地域医療や保健衛生の向上に貢献した歯科医師の平良和枝さん(60)が県知事賞を受賞し、母子保健推進員の石原順子さん(61)は大会長表彰された。
平良さんは、表彰を受け、「受賞は大変ありがたい。これまで母子や学校保健の活動が継続できたのも、周りの支えや協力があってのことなので、みんなに感謝したい。今後も宮古島の母子の健康と虫歯ゼロを目指して頑張りたい」と笑顔を見せた。
石原さんは「このような賞がもらえてうれしい。これまで関わってきた皆さんに感謝したい。今後も、保健婦と母親とのパイプ役として、日々勉強という気持ちを忘れず、少しでも元気を与えられるよう頑張りたい」と喜びを語った。
表彰理由として、平良さんは「歯科医院を開設以来、31年余にわたり地域住民の歯科疾患の治療・予防に従事して、健康保持・増進に尽力し、母子や学校の歯科保健の向上に貢献した」ことが評価された。
また、石原さんは「2006年に同推進員の委嘱を受け、長年勤めた保育士の経験を生かした赤ちゃん訪問や乳幼児健診の未受診者訪問など、母子保健事業へ精力的に尽力してきた」ことが認められた。
同大会は、心身ともに健やかな親子と明るい家庭、健全な地域社会の実現のため、母子保健担当者や推進員などが一堂に会して、相互の連携と母子家庭への意識を高める目的で、毎年開催されている。今大会には、宮古島市など県内市町村の母子保健関係者ら約500人が参加した。