2020年2月8日(土) 9:00

第3回宮古島文学賞 一席に増田哲也さん

佳作に玉元さん、宮古出身/「島」テーマに61作品から選出


増田哲也氏(市文化協会提供)

増田哲也氏(市文化協会提供)

 第3回宮古島文学賞(主催・市文化協会)の最終選考会が6日、市内ホテルで行われ、一席に増田哲也さん(44)=埼玉県出身、東京都在住=の「宮古の花の咲かせかた」、二席に岡本直美さん(35)=福岡県出身、佐賀県在住=の「あの夏のひと」がそれぞれ選ばれた。佳作には玉元清さん(73)=宮古島市出身、北中城村在住=、佐鳥理(さとり・さとり)さん(41)=東京都出身・在住=に決まった。


 作家で選考委員長の椎名誠さんらが7日、市役所平良庁舎で記者会見し発表した。


 テーマは「島」で、全国から61作品の応募があった。


 最終選考会には1次、2次審査を通過した8作品が審査された。


 一席に選ばれた増田さんの作品は、島内のさまざまな場所に転がっているストレスを「僕」と砂川のオジイが一緒に拾い集めていく過程で、一人の女性の命を救うというファンタジー。


 椎名さんは「メインの骨組みがしっかりとできている。こういう作品はあるようで、私の記憶にはない。島の中でストレスを拾うという活動にはエリアが限られており、島文学としては良いテーマを選んだと思う」と評価した。


 児童文学作家で選考委員のもりおみずきさんは「一読でこれは良いと思った。発想がとても面白い。宮古の海や土地が余すことなく表現されている」と講評した。


 詩人で作家の大城貞俊さんは「小説でしか描ききれないような世界を見事に作り上げた作品。深みと広がりをもたらして新鮮な比喩にも共感した」と評した。


 玉元さんは第1回、佐鳥さんは第2回に続くそれぞれ2度目の佳作受賞。


 表彰式・祝賀会は3月7日にホテルアトールエメラルド宮古島で行われ、一席の増田さんには賞状、副賞50万円と記念品、二席の岡本さんには賞状、副賞10万円と記念品がそれぞれ贈られる。

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