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教育・文化
2020年3月2日(月)8:59

知念六段5度目の優勝

第42期宮古本因坊戦/本社主催


優勝杯を手にする知念六段=1日、こすみ囲碁教室

優勝杯を手にする知念六段=1日、こすみ囲碁教室

 第42期宮古本因坊戦(主催・宮古毎日新聞社、主管・日本棋院平良支部、協賛・こすみ囲碁教室)の決勝リーグが1日、同教室で行われ、知念一将六段(46)が優勝した。知念の優勝は38期以来4年ぶり、通算の優勝回数は5回目。真栄城佑次六段(27)との決勝戦は互いに力の限りを尽くした熱戦だった。

 決勝リーグの参加者は1次予選を勝ち抜いた知念六段、真栄城六段、仲間勝之六段の3人。昨年まで3連覇しシード権のある池間博美六段は都合により辞退した。

 1回戦の組み合わせは抽選を行った結果、仲間と知念の対戦となった。結果は知念の中押し勝ち。仲間は2回戦でも真栄城に敗れ、優勝争いから敗退した。

 2回戦を終わった時点で知念と真栄城が1勝で並び、決勝は両者の対戦となった。

 碁石を握って知念が黒石、真栄城が白石を持つ手番。序盤から戦いが始まり、知念は真栄城の強烈な攻めを受けて大苦戦。その後、真栄城の緩手に乗じて上辺の黒をしのぎ、持ち直した。その後も戦いの連続となった碁は、下辺で知念が白石を取り形勢をリード。対局時間が3時間、300手余に及ぶ熱戦は、黒番の知念が6目半差で勝った。真栄城には勝つチャンスが何度もあったが、決めきれず惜しくも敗れた。

 知念は「(真栄城との決勝は)序盤苦しかったが、中盤で持ちこたえた。(宮古囲碁名人の真栄城は)さすがに強かった」と感想を述べるとともに、「来年も連覇を目指して頑張る」と抱負を語った。

 真栄城は「2冠(宮古囲碁名人と宮古本因坊)を目指したが、かなわなかった。来年こそ本因坊を取れるよう頑張る」と話した。

 閉会式で宮古毎日新聞社の伊志嶺幹夫社長は「優勝おめでとう。知念さんには宮古囲碁界のリーダーとして精進を重ね、今後とも宮古囲碁界を引っ張ってほしい」と祝福した。


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