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がんずううやき
2020年4月3日(金)8:54

【がんずううやき】仲間定吉さん(90歳)(平良字西原)

「芸は身を助ける」


仲間定吉さん

仲間定吉さん

 16歳の時、終戦になった。食糧難でひもじい思いをする日々だったが、苦難の中でも頑張って「船舶機関士の免許(エンジンや機械の整備・修理技術を要する免許)」を取った。「32歳の時、伊良部製糖に入った。芸は身を助けるということだったのかね」。同社では圧搾機の部署に配置された。36歳の時には、「丙種機関長」の免許を取り技術レベルをアップさせた。

 38歳の時、家庭の都合で会社を辞めた。同年、宮古空港の南側にあった米軍の空港標識所のエンジン係に採用された。「いい給料だった。教員の給料が75ドルの時代に120ドルもあったよ」。この時も「手に持つ技」が運を開いてくれた。

 地域貢献で特筆されるのは、狭かった通学路の拡幅を2001年に実現させたこと。「歩道を歩く子供たちを見るとうれしいよ」と笑顔だった。

 健康の秘訣は「49歳から続けているラジオ体操と、毎日欠かさないウオーキング」。一人住まいの仲間さんは掃除、洗濯、料理も自分でする。得意料理は「イラブチャーの肝と刺し身のあえ物」という。

 子供5人、孫8人、ひ孫4人。
 1929(昭和4)年10月10日生まれ

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