04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
教育・文化
2020年5月22日(金)8:59

来春廃校 有終の美へ/3年生5人で始業式

最終年度も実り多き年に/伊良部高校


最後の卒業生となる3年生5人で行われた始業式=21日、伊良部高校体育館

最後の卒業生となる3年生5人で行われた始業式=21日、伊良部高校体育館

 「生徒、職員が一丸となって有終の美を飾ろう」-。来春に廃校となる伊良部高校(大宮廣子校長)で21日、2020年度の始業式が行われた。新型コロナウイルスの全国的な感染拡大の影響を受け、大幅に遅れた始業式だが、最後の卒業生となる3年生5人と、全職員が実り多い1年とすることを誓い合った。

 同校は1984年4月に設置された県立宮古高校伊良部分校が、86年4月に県立伊良部高校として独立開校し、現在に至っている。

 同校体育館で行われた始業式で、大宮校長は「本校37年の歴史を閉じる来年の卒業式では皆さんが最後の卒業生となる。ぜひ、この学校の校訓、校歌に込められた思いをしっかりと心に刻んで、これからの日々を過ごしてほしい」と訴えた。

 その上で、「この1年、それぞれが目標を設定し、それをやり遂げて卒業してほしい。そのために全職員がしっかりサポートしていく。生徒、職員が心一つにして有終の美を飾ろう」と呼び掛けた。

 最後の卒業生となることについて、宮国快吏生徒会長は「学校が無くなるのは寂しい。さらに、今後も新型コロナでいろいろ厳しい面はあると思うが、最後の1年を5人の同級生で頑張ってたくさんの思い出をつくっていきたい」と話した。

 同校は、84年の開校当時の定員は2学級の90人でスタート。しかし、少子化で島内の子ども数は減少し、それに伴って入学者数も年々減少傾向で推移していった。

 2004年に「2学期制」がスタートしたころから、入学者数はさらに減少し続け、50人台、40人台となっていった。

 この減少傾向は続き、13年度に41人いた入学者数が14年度には一気に減少して19人となった。

 15、16年度と20人台をキープしたが、17年度は16人となり、今年度の卒業生が入学した18年度は初の一桁台の7人となっていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!