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2020年11月26日(木) 8:58

古典舞踊や組踊り披露/多良間村で

重要無形文化財保持者公演


組踊「手水の縁」が披露された=23日、村字塩川ピトゥマタウガン

組踊「手水の縁」が披露された=23日、村字塩川ピトゥマタウガン

 【多良間】2020年度県伝統芸能公演「重要無形文化財保持者等公演」(主催・県文化振興会)が23日、村字塩川ピトゥマタウガンで行われた。国指定重要無形文化財保持者の安次富紀子さんをはじめ多くの演者が出演し、古典舞踊や雑踊り、組踊り「手水の縁」などを披露した。


 主催者あいさつで同振興会の又吉民人理事長は「組踊の手水の縁は多良間村とは縁の深い平敷屋朝敏の作であり、280年余の時を経て、立方、地謡とも最高の配役を得て催されることは作者にとっても感慨深いものがあると思う。舞踊、古典音楽を含め重要無形文化財保持者たちの芸を楽しんで」とあいさつした。


 また、伊良皆光夫村長は「この日を村民一同楽しみにしていた。手水の縁は多良間と縁のある組踊で、100年余前にこのウガン所で公演されていたという。私たちの先人が見てきた組踊を共有できる大切な一日だと思う」とあいさつした。


 手水の縁の作者、平敷屋朝敏は当時の名高い政治家を批判しはりつけの刑にされ、長男は水納島に、次男は多良間島に流された。その後、長男の朝良は多良間島に移った。一門の墓は「里之子墓」として村仲筋にある。この墓には、朝敏夫妻の他5人の遺骨が納められている。