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【特集】新年号
2021年1月1日(金)8:54

水産

大物マグロ県外出荷へ/宮古島漁協
漁業者の所得向上


大物マグロの鮮度をチェックする宮古島漁協の伊良部昌也参事=宮古島漁協

大物マグロの鮮度をチェックする宮古島漁協の伊良部昌也参事=宮古島漁協

 宮古島漁業協同組合(儀保正司組合長)では、今年から宮古島近海で漁獲された大物キハダマグロを県外へ本格的に出荷する。県外出荷には県の農林水産物流通条件不利性解消事業を活用する方針。

 儀保組合長は「計画的な県外出荷で魚価高による増収が見込まれる。マグロ漁に取り組んでいる漁業者の所得向上につながり、漁家経営の安定が図られる」と期待を込めている。

 同事業では、本土出荷される県産農林水産物の輸送費について、遠隔地による流通条件不利性を解消するため、予算の範囲内で出荷団体の本土出荷に要する輸送費の一部が補助される。

 補助対象品目は、野菜や果樹、水産物などがあり、このうち水産物はマグロ類、クルマエビ、モズクなど。

 同組合が2019年度競り市で取り扱ったマグロ類の実績によると、キハダマグロが前年度比7・9㌧増の26・3㌧、金額は同比419万円増の2002万円の好成績を達成した。

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