1日、宮古地区は新規ゼロ 県関係全体は48人
【那覇支社】県は1日、新型コロナウイルスで、県関係で48人の新規感染を確認したと発表した。宮古地区での新たな感染は5日ぶりになく、感染者の累計は昨年10月以降で125人、全体では173人のまま。宮古病院に入院中の感染者8人(中等症4人、軽症4人)で、宮古の宿泊施設で療養中の感染者も8人という。
同日に感染が発表された48人は、居住地別で那覇市17人、名護市8人、中部保健所管内7人、石垣市4人、浦添市と北部保健所管内が各3人、宜野湾市と南部保健所管内が各2人、南城市と沖縄市が各1人。
オンラインで会見した県保健医療部の糸数公保健衛生統括監は「県全体で感染者が出ている」「感染経路が不明な割合も上がってきている。市中感染など、知らず知らずに感染する人が増えてきている。必要がなければ人混みに出掛けない方が良い。会食の時には非常に注意してほしい」」と述べた。
また、「(沖縄本島の那覇市など5市で飲食店などへの)時間短縮要請をしているが、これが、なかなか、まだ効果が出ていないとすれば、さらにほかの対応策の必要になってくる可能性もある」とも語った。
同日、新型コロナ病床の占有率は57.9%、重症者用の病床占有率は46.7%となった。新型コロナ以外の一般病床の利用率は、宮古地区66.8%、沖縄本島地区83.0%、八重山地区78.9%、県全体では82.0%。
糸数統括監は、県内の医療機関の現状として「コロナ以外の病床は12月より落ち着いている。一方で、新型コロナの重症者を診ている医療機関が、これ以上重症者が増えるときつくなるという話がある」と述べた。
同日、米軍関係では147件の検査で1人の感染が発表された。