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社会・全般
2021年2月2日(火)9:00

医療支援活動を開始/陸自災害派遣隊

クラスター発生施設で/入所者の健康管理など実施


災害派遣隊の看護官らが施設内で作業を始めた=1月31日、下地

災害派遣隊の看護官らが施設内で作業を始めた=1月31日、下地

 市内での新型コロナウイルス患者の急増により、県の災害派遣要請を受けて来島中の陸上自衛隊の災害派遣隊が1月31日、クラスター(感染者集団)が発生した下地の高齢者介護施設で医療支援活動を開始した。看護官5人が施設に入り、入所者の健康管理や入浴の介助などを行う。期間は2月13日までの2週間を予定している。

 県によると、同施設では1月31日までに40人(入所者27人、職員13人)の感染が確認されている。

 今回の派遣は、市で新型コロナの新規感染者が急増し、医療体制が逼迫(ひっぱく)していることから、玉城デニー知事が自衛隊へ災害派遣を要請したことを受けたもの。

 災害派遣隊は、看護官5人と、その他サポートを行う隊員の総勢40人(沖縄本島15人、宮古警備隊25人)体制となっている。

 看護官らは▽バイタルサインの測定▽内服薬の与薬▽清拭や入浴の介助▽物品の消毒などの環境整備-などを行い、施設内の生活を支える。

 災害派遣の医療チームは1月29日に来島した。同30日は陸自宮古島駐屯地で事前訓練を実施。防護服などの脱着手順などを確認した。

 施設に到着後、看護班長の吉田茉以2等陸尉(27)は「職員が体調不良でも勤務しなければならない状況だと聞いている。利用者が普段通りの生活ができるよう援助したい。隊員から感染者を出さないことにも注意する。利用者、介護職員らの力になれるよう頑張りたい」と語った。


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