郵便局受付のフードドライブ/善意の食品、市民から続々
伊良部郵便局の山口邦博局長は1日、市内の12カ所の郵便局で受け付けていた「フードドライブ」に家庭や職場から寄贈された食品は895個、総重量278・4㌔あったと発表した。
各郵便局に食品回収ボックスを設置し、昨年10月9日~12月末まで寄贈された善意の食品。市社会福祉協議会が回収し、生活困窮家庭や子ども食堂に提供する。コロナ禍の中で苦境にある一人親家庭などへは心強い支援になる。
郵便局でのフードドライブでは、賞味期限が1カ月以上あり、常温保存できる米(玄米、タイ米、ジャスミンライスなどは不可)、缶詰(ポーク缶、ツナ缶、スープ缶など)、インスタント・レトルト食品のほかに、粉物(小麦粉、ポットケーキミックス、お好み焼き粉など)、乾麺(インスタントラーメン、そうめん、パスタなど)、各種調味料、食用油などを受け付けてきた。
山口局長は「コロナ禍の中でたくさんの寄贈品があって感謝の気持ちでいっぱい。今後とも活動を続け、地域に貢献したい」と決意を新たにした。
日本郵便沖縄支社は昨年、市、市社協と「こどもの貧困対策に関する協定」を締結。これによってフードドライブとして12カ所の郵便局に食品回収ボックスを設置した。