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産業・経済
2021年4月17日(土)9:00

移動金融店舗車を導入/来週から月・水・金営業

再編計画の中、サービス維持/JAおきなわ

関係者がテープカットし、運行開始を祝った=16日、JAおきなわ下地支店

関係者がテープカットし、運行開始を祝った=16日、JAおきなわ下地支店

 JAおきなわは、店舗再編によって店舗がなくなる地域で金融サービスを維持するため、移動金融店舗車を導入する。19日から週3日、金融部門が統合された下地支店駐車場で営業し、貯金の入出金などを受け付ける。16日、運行開始式が行われ、関係者が安全営業を祈念した。JAおきなわは昨年10月から沖縄本島北部と中部で導入しており、今回で3台目。JAは全国で100台を導入しているが、県内金融機関では移動金融店舗車はJAのみ。

 JAおきなわは、経営計画で信用事業を扱う県内102店舗を統廃合し、2022年3月末までに79店舗に再編する計画。下地支店は3月末で店舗での営業を終えており、今月からは経済課(資材店)のみが残っている。計画によると、城辺、多良間を除く平良、下地、上野、伊良部の各支店の金融部門が再編される。平良、上野、伊良部の再編時期は固まっていない。資材店はすべての支店で維持する計画という。

 車は2トントラックの荷台部分にカウンターなどを備えた窓口が設けられ、JAの職員が貯金の入出金や記帳に対応する。窓口担当者と決済をする管理者の職員2人が乗務する。通帳やカードの紛失など事故届け出も受け付ける。発電機を備え、台風などの災害時にも稼働できる。導入費用は1台3200万円で、半額を農林中央金庫が助成した。

 開始式でJAおきなわの福里秀彦専務は「宮古では今年10月の店舗再編を控え、先に移転した下地支店駐車場で来週から運行を開始する。組合員から要望があれば拠点を増やしていくことを考えている。経営環境はこれまでにない厳しい状況。特に新型コロナウイルスの影響は1年以上続き、現在も収束を見ない状況。今年度は第7次中期経営計画の最終年度になる。過去2年間の総括、課題の洗い出しを行い、次期計画に結び付けていきたい。組合員に喜ばれる組織となるよう取り組んでいきたい」とあいさつした。

 下地支店駐車場での営業は月・水・金曜日の午前10時から午後3時(正午から午後1時除く)。祝日の場合は休業。下地支店の現金自動預払機(ATM)は従来通り稼働している。


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