枝豆出荷が本格化/本土へ40トン以上見込む
伊良部
伊良部で枝豆の収穫が本格化し、連日出荷作業に追われている。栽培農家から買い受ける伊良部島枝豆生産組合(長浜勇人代表)は、今期の総出荷量を平年並みの40トン以上を目指している。取引先は一部が沖縄本島の業者だが、ほとんどが本土に出荷されるという。長浜代表は「島産の枝豆は甘くて味も濃くてとてもおいしい。これからが出荷のピークになる。品質もさらに良くなっていくと思う」とアピールした。
伊良部での本格的な枝豆栽培は今年で14年を迎える。長浜代表によると、今期の栽培農家は伊良部島と宮古島の一部を含めて27軒で作付面積は計13ヘクタール。
今年の種まきは1月下旬に行い、収穫は今月19日から始まって、ここ数日本格化。ピークは5月10日ごろを見込んでいる。
朝からもぎ取られた枝豆は同組合に搬入され、パート職員らが選別、袋詰め、出荷作業に追われている。
長浜代表は「収穫された枝豆のほとんどが島外で消費されるが島ではまだ浸透していないし、島での流通も今後の課題。島の人たちは冷凍の枝豆で満足しているが、生の地元産枝豆のおいしさをぜひ味わってほしい」と話した。