宮古の子ども8466人/今年3月末現在
前年に比べ127人減少/多良間村は9人減142人
きょう「こどもの日」
5月5日は、子どもの人格を重んじ、子どもの幸福を図るとともに、母に感謝する日とされている「こどもの日」。県宮古福祉事務所のまとめによると、2021年3月末現在の宮古島市の子ども(15歳未満)人口は8466人で、前年同期を127人下回り、3年ぶりに前年比が減少に転じた。多良間村は前年比9人減の142人で4年連続での減少となった。
宮古島市と多良間村を合わせた管内の子ども人口は8608人で前年を136人下回り、3年ぶりの前年割れとなった。
地区別に見ると、平良地区は前年比115人減の6243人。城辺地区は4人増の606人。下地地区は10人増の447人。上野地区は4人減の662人。伊良部地区は22人減の508人。城辺と下地で微増となったものの、全体では100人超の減少となった。
多良間村は右肩下がりの状況が続いていた中、17年に前年比7人増の184人となったが、18年以降は再び年間10人前後の減少が続いている。
国立社会保障・人口問題研究所の「日本の地域別将来推計人口」(18年推計)を参考に作成された将来の市町村0~14歳人口によると、25年は宮古島市が7964人、多良間村は158人、30年は宮古島市が7468人、多良間村は145人、35年は宮古島市6958人、多良間村135人、40年は宮古島市6575人、多良間村130人、45年は宮古島市6243人、多良間村125人となっている。
21年と比較すると、45年には宮古島市で2223人もの子どもが減少、多良間村では17人減少するものと推計されている。
5日から11日までの1週間は「児童福祉週間」。児童を取り巻く諸問題に対する社会的関心の喚起を図ることなどを目的とした週間で、期間中は、児童福祉の理念普及▽家庭での親子の触れ合い促進▽地域での児童健全育成活動の促進▽児童虐待への適切な対応―などのための取り組みが、県、市町村、関係団体、児童福祉施設などにより展開される。