マンゴー共和国を建国/島の駅みやこ
大統領「笑顔届けたい」
宮古島産マンゴーの全国区ブランド化を目指した「マンゴー共和国」の建国式が11日、島の駅みやこで行われた。宮古島観光協会の吉井良介会長が「大統領」に就任して建国を高らかに宣言。今年のマンゴーは天候に恵まれて良質で豊作となり、同所では前年より2割増の70㌧を販売する見込み。期間は8月22日まで。
関連イベントとして今月20日、7月2~4日、同15日にマンゴーの特売などを予定している。ツイッターやインスタグラムなどのアプリを利用したキャンペーンも実施する。
大統領となった吉井会長は「宮古島の宝物であるマンゴーがベストシーズンを迎えている。建国を機に、多くの皆さんにマンゴーを召し上がってもらうことで、笑顔と幸福感を届けていきたい」とPRした。
実行委員長を務めるパラダイスプランの西里長治社長は「マンゴー共和国のニュースで世の中を少しでも明るくしたい。出荷シーズンにたくさんのマンゴーを日本中に届けたい」と強調した。
「博士」に就任した島の駅みやこ出荷者協議会マンゴー部会の可部裕文部会長は「多くの生産者から『今年は色も糖度もいいよ』との声を聞く。南国の日差しを浴びてミネラルたっぷりの水で育ったマンゴーをご賞味ください」と呼び掛けた。
同所は昨年、通信販売で2000万円、店頭販売で8000万円とマンゴーの売り上げだけで初の1億円を突破した。今年は店頭販売でさらに2000万円の上乗せを見込んでいる