社会・全般
2021年7月1日(木)8:59
残り半年、平穏無事に/宮古神社で茅の輪くぐり
宮古神社で30日夕、半年ごとに罪や汚れをはらい清める神事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」が行われた。参拝者らは「茅(ち)の輪」をくぐって、心身が清浄になるように祈願した。
大祓とは毎年、6月のみそかと12月の大みそかに行われる神社の年中行事。日常生活の中で知らず知らずのうちに重ねてきた罪や汚れを形代(かたしろ)という紙製の人形(ひとがた)に移してはらい清め、大みそかまでの半年を平穏無事に過ごせるように願って茅の輪をくぐる。6月に行われるものを夏越の大祓と呼ぶ。
午後5時前には約70人が集まった。その後も次々と参拝者が訪れた。来場者たちは神主からおはらいを受け、境内に設けられた茅の輪を3回くぐって、無病息災を祈願した。
初めて訪れたという女性(26)は「息子がけがをしたりで、あまり良くなかった。私自身の調子も良くなかったので、おはらいしたい」と2歳の長男と茅の輪をくぐった。