1カ月で725人利用/2空港でのPCR検査
陽性者2人検出
新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査が宮古空港と下地島空港で開始され、2日で1カ月が経過した。運営する沖縄PCR検査センターがまとめた検査数によると、両空港で計725人が利用し、このうち県内在住者が608人(84%)だった。両空港でそれぞれ1人の計2人の陽性者が検出された。
県は6月3日から両空港で検査を開始。事前のPCR検査を行わずに来県した人のため、離島空港に検査体制を整えたが、実際は県内在住者の利用が多い結果となった。
県内在住者は料金が3000円と比較的安価であることに加え、時間も数分で済むことから島外に出発、到着の際に気軽に利用しているという。
宮古空港では591人が検査を受け、県内が509人、県外が82人。1日での最多は38人(6月27日)だった。
下地島空港の検査数は134人で内訳は県内が99人、県外が35人だった。1日最多は17人(6月27日)となっている。
9都道府県で緊急事態宣言が解除された6月21日以降は、検査数もやや増加傾向にあるようだ。
検査方法は検体採取キットに唾液を取り、提出するだけ。午後2時までに検査をした場合は翌日に、それ以降の検査では翌々日に、結果がメールで通知される。
同センターは「渡航される予定がある方などを対象に広く受け付けている。ぜひご利用ください」と呼び掛けた。