世代間交流施設が着工/旧城辺町役場跡
無事故願いくわ入れ/関係者ら 工事の安全祈願祭
市は5日、旧城辺町役場跡地に建設する城辺地区世代間交流施設整備工事の安全祈願祭を執り行った。伊川秀樹副市長をはじめ市の関係者や建設工事を請け負う大米建設の社員らが出席し、工期中の無事故無災害等を祈願しくわ入れなどを行った。同施設は児童館、多世代交流、子育て支援の機能を併せ持つ複合施設で工事費用(建築)約2億1592万円となっている。施設の供用開始は2022年度を予定している。
午後3時から行われた安全祈願祭には伊川副市長をはじめ、大嶺弘明建設部長、大米建設の役員や社員など工事関係者らが参加し、おはらいや祝詞奏上など執り行い工期中の無事故無災害などを祈願した。
安全祈願祭を終えた伊川副市長は「子どもたちの居場所を提供し、健全な遊びを与えることで健康増進と情操を豊かにすることを目指した施設を整備する。祈願祭を終えたが、無事故無災害を願っている。世代間交流施設なのでいろいろな世代が交流を深めてもらい、島の宝である子供たちの人材育成の場となることを期待する」などと話した。
施設は敷地面積2539平方㍍、延べ床面積が563平方㍍で鉄筋コンクリート1階建て。地区の幅広い年齢層が利用することを考えたバリアフリーの建物となる。
施設の目指す方向性として、遊びや体験などを通して子どもの成長を育む「児童館」▽地域の幅広い年齢層が気軽に集い交流ができる「交流施設」▽地域と共に子育ての不安や悩みなどを支える「子育て支援」-を三つの柱に据え、変化するニーズに柔軟に対応し、段階的に発展できる地域拠点施設を目指す。