04/18
2024
Thu
旧暦:3月10日 赤口 壬 
産業・経済
2021年8月19日(木)8:58

キビ夏植え始まる/自作の機械でフル稼働

下地の前里孝清さん


サトウキビの夏植え作業が始まっている=18日、下地高千穂

サトウキビの夏植え作業が始まっている=18日、下地高千穂

 2022-23年産サトウキビの夏植え作業が始まっている。各地の畑で植え付け準備の耕土や苗取り、植え付けの作業風景が見られるようになった。農業関係者によると、キビの品種にもよるが夏植えは旧盆明けから9月いっぱいが適期で、農家は厳しい炎天下での作業に追われる。

 市下地川満(高千穂)の畑では18日、前里孝清さん(69)が植え付け作業を始めた。今夏は60アールを植え付ける予定だという。前里さんは25年ほど前から、自ら考案製作した「ワンマン植え付け機」を使って植え付けている。

 小型トラクターを使って1人で作業が完結できるように機材を考案した。運転席の横に苗を運ぶためのボックスを取り付け、コンベヤーとパイプで後部へ苗を流し込む。後部ではロータリーで耕土し、畝をつくり、そこに苗が流れ込み、小型タイヤで転圧し、覆土。併せて農薬散布も行う仕組み。畝幅を測るスケールも取り付けた。試行錯誤しながら、年々改良を重ね、現在使っているのは2代目の植え付け機。

 前里さんは約6ヘクタールの畑でキビを栽培している。今年は春植えでも1ヘクタール植えた。苗の準備があれば、1日で35アールの植え付け作業が可能だという。一人で作業する前里さんは「人手がなかったので鉄工所で精密機械を扱っていた経験を生かして、植え付け機を作ろうと考えた。見学に来る農家も多い」と話し、額の汗をぬぐった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!