04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
産業・経済
2017年12月15日(金)8:57

ビニールの被覆時期が大事

マンゴー栽培で講習会/JAおきなわ宮古専門部会


20人余のマンゴー農家が参加して行われた講習会=14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センター

20人余のマンゴー農家が参加して行われた講習会=14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センター

 JAおきなわ宮古地区マンゴー専門部会主催のマンゴー栽培講習会が14日、JAおきなわ宮古地区本部研修センターで開催され、ビニール被覆の時期などについて、園地の約8割に出蕾が確認されたらビニールの被覆を検討するとの指導があった。

 最初に宮古地区営農振興センター農産部の波名城なつき営農指導員が、12月の主な管理作業として「12月はこれまで育成してきた若枝が花芽分化期を迎える時期になる。宮古島は気温は下がっているが曇天が続いている。曇天が続くと花芽の発芽がうまくいかないことがある」と述べた。

 そしてビニール被覆時期について、芽が割れた状態をレベルB、芽が膨らんだ状態をレベルCとするならハウス全体の8割程度の枝がレベルB以上になってからビニールの被覆を行うこと。

 花芽の分化には、20度以下の低温と適度な乾燥が必要となるが、花芽分化後、花芽伸長期になると今度は25度以内の気温と適度な湿度が必要になるのでこの時期のビニール被覆のタイミングが大切と強調した。特に早すぎる被覆は厳禁という。

 病害虫防除の農薬指導もあり、カイガラムシ類(アザミウマ類)はデイァナWDG、ハダニ類はピラニカ水和剤、タンソ病にジマンダイセン水和剤、かいよう病にI・C・ボルドー66Dの使用などが説明された。

 この後、県農業改良普及所の渡久山みき主任技師がマンゴーの実の果皮が白く色抜けする「まだら症状」について報告し対策を説明した。

 参加したマンゴー農家20人余は、この後、県農業試験場のマンゴーハウスに移動、担当者から加温栽培について説明を受けた。宮古でも加温栽培をすると出荷時期が2週間早まったと報告があった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!