「産業・経済」 2010年12月のニュース一覧
2010年12月29日(水) 16:40 [産業・経済]
伊良部に送水へ/宮古伊良部地区国営かんがい排水事業
仲原ダムの建設進む
宮古における国営かんがい排水事業は、1971年の186日間に及ぶ大干ばつがきっかけとなった。宮古地区を対象に87年に着工した第1次は、2000年に完工。第2次の宮古伊良部地区は、2009年4月に着工した。総事業費523億円のビックプロジェクトは、仲原ダム建設と、伊良部導水管敷設が始まり、本格化した。
2010年12月29日(水) 09:00 [産業・経済]
キビ価格2万2291円/2010~11年産
砂糖国際相場上昇で最高額
2010~11年産サトウキビの原料代基準価格が1㌧当たり5971円に決まった。これにより、農家の基準手取額は国の交付金1万6320円を合わせて1㌧当たり2万2291円の過去最高額になった。砂糖の国際相場が上昇していることが要因で、農家の手取額は前期に比べ906円の大幅増。
2010年12月29日(水) 09:00 [産業・経済]
粗糖1300㌧初出荷/宮糖伊良部工場
本土向け貨物船に積載
2010/11年産の製糖操業中の宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)は28日、宮古ではトップを切って本土向け貨物船に初荷の粗糖1300㌧を積み込む作業を開始した。年内に岡山県へ出港する見通し。
2010年12月25日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
養殖アーサを初収穫/西原漁業研究会
今年度4トンを見込む
西原漁業研究会(仲間正宗会長)は24日、大浦湾の養殖場でアーサ(和名・ヒトエグサ)を初収穫した。初日の水揚げは約35㌔。今年度の生産は4㌧を見込む。島内のスーパーや土産店、漁業直売店などで販売される。
2010年12月25日(土) 09:00 [政治・行政, 産業・経済, 社会・全般]
スマートエネ事業に10億円/財務省11年度予算内示
沖縄関係総額2301億円
【那覇支社】政府は24日、閣議決定後後、財務省2011年度予算案を各省庁に内示した。内閣府沖縄担当部局予算は10年振りに前年度比0・1%増の総額2301億円を内示。宮古関係予算では新規で「沖縄スマートエネルギーアイランド基盤構築事業」に10億6000万円(総事業費15億9000万円)を計上。宮古、沖縄本島2拠点で事業実施するが、再生可能エネルギー導入が進んでいる宮古島で重点的に実証事業を実施する。また、新規事業では「沖縄離島体験交流促進事業」3500万円、「離島特産品等マーケティング支援事業」2300万円などが盛り込まれた。
2010年12月25日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
良質氷を安定供給へ/伊良部漁協
製氷冷蔵施設完成式典
伊良部漁協(友利義文組合長)の製氷冷蔵施設完成の記念式典・祝賀会が24日、同漁協の特設会場で行われた。
2010年12月19日(日) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
トウガン出荷始まる/上野地区
販売目標は1億4800万円
トウガン栽培が盛んな上野地区のJA野菜集荷場で、同品目の出荷が始まった。2009年度の出荷量は、地区全体1025㌧の75%を占める786㌧。10年度は約50戸の農家で805㌧、販売額1億4800万円の出荷を目指す。
2010年12月18日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
前年比320円下げ/11年産キビ
交付金トン1万6000円
農林水産省は17日、再来年収穫する2011年産サトウキビのトン当たり交付金を1万6000円に決定したと発表した。現行の1万6320より、320円下げた。廃止が懸念されていた基準糖度帯は、維持した。 (全文を表示…)
2010年12月17日(金) 09:00 [地域・暮らし, 政治・行政, 産業・経済]
交付金下げ提示/11年産キビ
基準糖度を見直し/農水省原案
農林水産省は2011年産サトウキビの交付金引き下げや、基準糖度帯の見直しなどを盛り込んだ甘味資源作物対策の原案を与野党や関係省庁に提示し、現在、大詰めの調整作業に入っている。今週か来週初めにも決まる見通し。所得減と経営の不安定を招く同案に、生産者側は反発を強めている。
2010年12月17日(金) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
スカイマーク宮古就航へ
来年9月、市長明らかに
下地敏彦市長は16日、航空会社のスカイマーク(西久保槇一社長、本社・東京都)が来年9月から宮古空港に就航を計画していることを明らかにし歓迎する意向を示した。年明け早々にも具体的な計画を市に提出するという。開会中の市議会月定例会一般質問で、富永元順氏の質問に答えた。
2010年12月16日(木) 09:00 [産業・経済, 社会・全般]
入札参加者ゼロ/マリン社ホテル棟
売却条件再度見直しへ
宮古島マリンターミナル社(社長・下地敏彦市長)は15日、ホテル棟売却処分に関する入札を行ったが、参加者がいなかった。記者会見した下地市長は「残念に思っている」と予想外の結果に落胆の様子。今後については「年明けに取締役会を開いて、売却価格やその他の条件をもう一度見直したい」と方針を示した。
2010年12月16日(木) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
平均糖度13・55度/宮糖伊良部工場
操業開始から10日
宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)は6日の2010~11年産サトウキビの操業開始から15日で10日が過ぎた。期間中の最高糖度は17・1度、最低糖度10度、平均糖度13・55度。基準糖度帯(13・1度以上)は総搬入量4722㌧の73%、3452㌧を占めた。
2010年12月15日(水) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
公設市場建築工事が着工/地鎮祭で安全祈願
来年4月オープン目指す
下里公設市場建築工事の地鎮祭が14日、市平良字下里の旧公設市場跡地で行われた。宮古島市の長濱政治副市長や工事受注業者の担当者らが参加、くわ入れなどを行い工事の安全を祈願した。
2010年12月14日(火) 09:00 [政治・行政, 産業・経済]
宮古本島1月7日製糖開始/キビ年内操業
会社側来期実施に前向き
宮古本島製糖2工場(宮古製糖城辺工場、沖縄製糖宮古工場)の2010-11年期の製糖操業は、来年1月7日に開始する。宮糖、沖糖、JAが13日話し合って決めた。その後、下地敏彦市長を訪ね年内操業を見送った理由を説明するとともに、来期からの実施に努力する旨を伝えた。
2010年12月11日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
高収益野菜の導入に成功/群馬県赤城西麓営農推進協
地域一体の営農推進を紹介
県宮古農林水産振興センター(砂川正幸所長)主催の水利用講演会が日、県宮古合同庁舎で開かれた。群馬県赤城西麓用水営農推進協議会の事務局を務める加藤厚徳氏が、地域一体となって高収益作物の導入を推進している活動を紹介。ホテルゆがふいんおきなわの川上明登総料理長は、沖縄本島北部羽地大川地区における地産地消の取り組みを紹介した。
2010年12月10日(金) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
総販売額は23億4600万円/2010年肉用牛競り
前年を8100万円上回る
宮古と多良間を合わせた2010年の肉用牛競り販売額(子牛、成牛計)は前年を8105万円上回る23億4682万円となった。宮古が19億3914万円、多良間が4億767万円。1頭平均価格は31万8400円と同比2万8600円上げた。今年は宮崎県で口蹄疫が終息した秋以降、価格回復が続き不景気に伴う低迷にあえいだ昨年を上回った。
2010年12月9日(木) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
農業経営に決意新た/就農サポート講座閉講
21人に修了証書
2010年度就農サポート講座(主催・宮古地区青年農業者育成確保対策協議会、宮古農林水産振興センター農業改良普及課)の閉講式が8日、宮古農村青少年教育センターで開かれた。協議会の下地秀一会長が、21人に修了証書を手渡した。修了者らは、今後の農業経営に決意を新たにしていた。
2010年12月8日(水) 09:00 [政治・行政, 産業・経済]
「畜舎入り口消毒の日」設定/宮古家保
韓国の口蹄疫発生受け
韓国での口蹄疫発生を受けて宮古家畜保健衛生所(慶留間智厚所長)は、毎月20日を「畜舎入り口消毒の日」に設定し再度、防疫体制を引き締める。県内に先駆けた同所独自の取り組み。7日記者会見した慶留間所長は「国内のいつどこで発生してもおかしくない状況。危機感を持って、消毒を徹底してほしい」と呼び掛けた。
2010年12月7日(火) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
キビ操業がスタート/宮古製糖伊良部工場
2年連続6万㌧見込む
宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)で6日、2010/11年産サトウキビの製糖操業が県内トップを切って始まった。前期より3日早い年内操業で、2年連続の6万㌧余を見込んでいる。今後の冷え込みで高品質、糖度の上昇が期待されている。
2010年12月5日(日) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
高品質、豊作を祈願/葉タバコ種まき
生産目標は10億3000万円/城辺地区
城辺葉タバコ生産振興会(砂川栄一会長、生産農家47人)は4日、JA城辺支店葉タバコ育苗ハウスで2011年産葉タバコの種まきを行った。生産農家やJA、市の関係者が一堂に会し、豊作を祈願した。10㌃当たりの収量230㌔、キロ単価2000円以上を目指し、生産高は10億3000万円を目標にしている。
2010年12月5日(日) 09:00 [イベント, 産業・経済]
特産品ずらり、市民どっと/宮古の産業まつり開幕
47団体が島の魅力PR
第33回「宮古の産業まつり」が4日、宮古島市熱帯植物園で開幕した。初日から多くの市民が来場し、島の特産品や伝統工芸品を買い求めながら各イベントを楽しんだ。黒糖や車エビ、花木の苗、てんぷらのほか、地元の食材を使ったオリジナル商品は飛ぶように売れ、まつりは初日から大盛況だった。まつりはきょう5日まで。クイチャーフェスティバルが開催される。
2010年12月4日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
上野皮切りに種まき/11年産葉タバコ
5億5000万円の達成目指す
宮古地区の2011年産葉タバコの種まきが3日、上野を皮切りに始まった。地区全体の耕作者は165人で、耕作面積は644㌶。上野では5億5000万円の販売額達成を目指す。
2010年12月4日(土) 09:00 [環境・エコ, 産業・経済]
低炭素社会へ大きな一歩/メガソーラー実証研究設備
関係者集い完成祝う
沖縄電力(石嶺伝一郎社長)が国の補助を受けて城辺に建設した宮古島メガソーラー実証研究設備の竣工式が3日、現地で行われた。4000㌔㍗の発電能力を持つ、国内最大規模の太陽光発電施設。同社や国、県、市、工事施工会社から約100人が出席し、完成を祝うとともに、実証運転の安全や施設が低炭素社会に向け先導的役割を果たすよう祈念した。
2010年12月3日(金) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
意見集約システム構築を/マンゴー栽培講習会
JA中部の国吉さんが講演
宮古島市の第2回マンゴー栽培講習会が2日午後、県宮古合同庁舎であった。JAおきなわ中部地区営農振興センターの国吉真也さんが講演し、各種課題の明確化と解消に向けて生産者の意見を集約できるシステムの構築を促した。
2010年12月3日(金) 09:00 [政治・行政, 産業・経済]
補正予算は12億9900万円/12月議会
合併振興基金制定へ
宮古島市(下地敏彦市長)は2日、市議会議員に12月定例会に提出する議案の説明を行った。提出するのは総額12億9944万円の2010年度一般会計補正予算など計20議案。補正予算には、合併地域振興の財源として5億円を積み立てる合併振興基金条例の制定や平良中体育館の設計費2796万円などを盛り込んだ。
2010年12月3日(金) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済, 社会・全般]
喜翁丸、きょう帰港/伊良部漁協
尖閣諸島漁場の漁終え
尖閣列島周辺の漁場で、一本釣りウブシュウ(和名スマ)漁をしていた伊良部漁協所属の第5喜翁丸(9・9㌧、漢那一浩船長、乗組員7人)は2日午後に漁を終え、きょう3日午前、佐良浜漁港に帰港する。漢那船長は電話取材に「安全な操業だった。石垣海上保安部の巡視艇が、遠くから監視していた」と語った。
2010年12月2日(木) 09:00 [政治・行政, 産業・経済, 社会・全般]
農業委員会が「反対」決議/TPP交渉
定期総会で全会一致
宮古島市農業委員会はこのほど、宮古島市役所上野庁舎で定期総会を開き、環太平洋連携協定(TPP)交渉の参加に反対する決議文を採択した。野崎達男会長が1日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ねて反対決議した内容を報告。長濱副市長は「TPP問題は見過ごせない」などと話し、参加阻止に向けて共に行動していく姿勢を示した。
2010年12月2日(木) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済, 社会・全般]
尖閣諸島漁場へ出港/伊良部漁協所属の第五喜翁丸
今朝から操業開始 巡視艇が監視強化
日本・中国・台湾が尖閣諸島の領有権問題などで揺れる中、伊良部漁協所属の第五喜翁丸(9・9㌧、漢那一浩船長ら乗組員7人)が1日午後4時ごろ、同諸島に向け佐良浜漁港から出港した。きょう2日夜明けから、石垣海上保安部の巡視艇が監視する中で、一本釣りウブシュウ(和名スマ)の操業が展開される。今冬、県内で同諸島周辺海域で操業するのは、第五喜翁丸が初めてとされる。
2010年12月2日(木) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
活車エビを初出荷/宮古島漁協
築地市場などへ150㌔
東京都、愛知県、大阪府、京都府、福岡県の各公設市場への上場に向け、宮古島漁協(小禄貴英組合長)は1日、自営の高野車海老養殖場で育成する活車エビ計150㌔を初出荷した。今冬の初荷セレモニーで、小禄組合長や県、市の関係者らが、きょう2日早朝の市場入札に上場されることから、安全輸送と高品質の高値を願った。今期の車エビ生産は前期より500㌔少ない22・5㌧を見込む。
2010年12月2日(木) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
黒糖の香りで研究成果/キビ利用加工研究会
周年生産の可能性も
九州、沖縄の農業研究センターの研究員や琉大の教授らで構成するサトウキビ利用加工研究会が1日、県宮古合同庁舎で開かれた。宮古島開催は、初めて。同会では、黒糖の強い香りをいかに消費者に届けるかや、周年生産、キビの輪作としてのソバの可能性などについて研究成果を発表した。