「産業・経済」 2011年6月のニュース一覧
2011年6月30日(木) 09:00 [産業・経済]
83万円の黒字を計上/宮古島漁協
クルマエビ養殖事業が好調
宮古島漁業協同組合(小禄貴英組合長)の第41回通常総会が29日、同漁協で開かれた。2010年度の単年度決算は、29万6800円の黒字を計上し経営の立て直しへ明るい材料となった。クルマエビ養殖事業の黒字が大きかった。累積赤字は2億6874万円となったが、これを単年度黒字分と資本準備金1億6238万円を取り崩して穴埋めする案を承認し、次期繰越赤字は1億552万円に圧縮された。
2011年6月30日(木) 09:00 [産業・経済]
施設の建て替えへ/宮古食肉センター
今年度事業方針に盛り込む
宮古島市やJAなどが出資する第三セクター・宮古食肉センター(池間等志社長)の第29期定時株主総会が29日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。今年度の計画には、築後28年経過して老朽化の著しいセンターの建て替え事業の導入に取り組む方針を盛り込んだ。10年度の単年度決算は58万4000円の黒字を計上。累積赤字は、5142万円となった。総会後、新役員による取締役会を開き、社長に池間氏を再任した。
2011年6月29日(水) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
マンゴー出荷始まる
全国へ郵送 宮古産PR/郵便事業会社、郵便局
今期宮古島産マンゴーの出荷が始まり、各農園の収穫作業が慌ただしくなってきた。郵便事業会社宮古島支店では28日午前、マンゴーゆうパックの出荷式が開かれ、生産農家や行政、航空会社の代表が駆け付けて今期の初荷を祝った。今年のゆうパック取扱量は1万9500ケース(1ケース2㌔)を見込んでいる。宮古地区全体のマンゴー生産量は約500㌧、出荷のピークは来月中旬。
2011年6月28日(火) 09:00 [産業・経済, 社会・全般]
中国富裕女性ターゲット/JTA商事
宮古・八重山の誘客へ/雑誌Oggiで紹介
【那覇支社】7月1日から始まる中国個人観光客向け数次ビザ(査証)発給に伴い、日本トランスオーシャン航空(JTA)グループ会社のJTA商事(本社・那覇市)は、中国人観光客を宮古、八重山に呼び込む取り組みを開始した。女性富裕層向け雑誌「Oggi(オッジ)」中国版の取材班を沖縄に招き、中国でのPRを展開する。同取材班は27日、県庁に文化観光スポーツ部(平田大一部長)を訪れるなど、那覇市内での取材を行った。
2011年6月28日(火) 09:00 [産業・経済]
販売額は14億8000万円/肉用牛11年上半期競り
子牛1頭37万5000円
宮古と多良間を合わせた2011年上半期(1~6月)の肉用牛競り販売額(子牛、成牛計)は、14億8393万円となった。昨年同期との比較は、同年5、6月の競りが宮崎県で発生した口蹄疫の影響で中止となったたためにできない。生後12カ月以内の子牛1頭当たり価格は、37万5000円と県内8市場の上半期平均36万4708円を1万683円上回った。
2011年6月28日(火) 09:00 [政治・行政, 産業・経済]
79件38億円を繰り越し/市10年度事業
農水費7億、土木費8億5000万円
開会中の宮古島市議会6月定例会に提出された報告書の中で、宮古島市の2010年度繰り越し事業件数が分かった。全体の件数は79件、金額にして38億1100万円が11年度に繰り越されている。国の予算成立時期の遅れや農地基盤整備に関する受益農家との交渉の難航、物件補償交渉の長期化などが要因。農林水産費は7億1000万円、土木費は8億5000万円を繰り越している。
2011年6月28日(火) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
「よね丸」が最終航海/南西海運
27年間無事故、無災害
鉄道建設・運輸施設整備支援機構と南西海運(本社・那覇市、下地米蔵社長)が所有する貨物船「よね丸」(499㌧、手登根徹船長、乗組員6人)が27日午後5時、最終航海で那覇向け平良港を出港した。きょう28日午前8時ごろ、母港の那覇新港(通称安謝港)に入港し、21年の無事故・無災害の業績を残して退役する。新造船「よね丸」(749㌧)は7月22日に平良港に入港予定。新よね丸は現役よね丸より積載貨物重量が600㌧多く積載することから、宮古の農水産物などの輸送増量が期待されている。
2011年6月26日(日) 09:00 [産業・経済]
台風5号 マンゴー被害は最少/農林水産物
キビは干ばつ傾向解消へ
県宮古農林水産振興センターは25日、台風5号による農林水産物の被害額(速報)をまとめた。宮古地区全体の被害総額は8500万円。このうちサトウキビは葉の裂傷で約7500万円の被害が出ているが、まとまった雨が干ばつ傾向を解消させた。800万円の被害を受けたマンゴーは生産農家による栽培ハウスの防風対策で落果被害を最小限にとどめた。先月末の台風2号の被害総額は26億2800万円(サトウキビ6億2000万円)だった。
2011年6月26日(日) 09:00 [産業・経済]
太陽光・風力発電18%に/宮古島市
E3、EV車の普及に力点
6月は環境の大切さを知り守っていこうと設定された「環境月間」。宮古島では地球温暖化の原因とされるCO2の排出削減を目的にバイオエタノール生産や太陽光、風力発電など自然エネルギーの利用が本格化した。市は2050年のCO2排出量を03年と比べ70%削減する (全文を表示…)
2011年6月25日(土) 09:00 [産業・経済]
累積赤字26億6000万円に/マリンターミナル社
11年連続債務超過
2011年6月24日(金) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
落果懸念し防風対策/マンゴー生産農家
台風5号接近に強い危機感
強い台風5号が25日にも宮古島地方に最接近する見込みだ。マンゴーの生産農家は強風による落果を懸念し、23日からハウスの防風対策を講じている。先月末の台風2号で被害を受けているだけに生産農家の危機感は強い。それぞれ「落果も怖いが、風で揺れて果実が傷付くことも心配だ」などと話している。
2011年6月23日(木) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
かん水実施延期へ/干ばつ対策
27日に開始時期判断
干ばつ対策調整会議が24日、市役所上野庁舎で開かれた。少雨・干ばつ対策として市では今月24日から、かん水作業開始を予定していたが、天気予報によると24日以降、雨の降る確率が高くなっていることから24日開始は見送り、27日に改めて時期を判断することが決まった。トラック1台当たりのかん水費用は、昨年より500円増の3500円となり、農家負担も500円増の1500円となる。
2011年6月23日(木) 09:00 [産業・経済]
10年度は140万円の黒字/博愛国際交流センター
経営改善も課題山積
2009年から行政主導でうえのドイツ文化村を運営している博愛国際交流センターの経営状況が上向いている。同年度まで赤字決算が続いたが、10年度決算で139万円の単年度黒字を計上した。ただ、累積赤字額は2800万円以上あるほか、施設への来場者は前年度に比べると減少しており、さらなる経営改善が望まれる。施設改修費など維持管理費も大きな課題として浮上している。
2011年6月22日(水) 09:00 [産業・経済, 社会・全般]
一般会計で48万円黒字/商工会議所議員総会
下地会頭「会員に充実サービス提供」
宮古島商工会議所(下地義治会頭)の通常議員総会が21日、同会議所で開かれ、48万4273円の黒字を計上した2011年度一般会計収支決算など3議案を承認した。
2011年6月21日(火) 09:00 [政治・行政, 産業・経済]
農業的ゾーン基本計画作成へ
対象地区 県からの払い下げ調整中
下地島空港等利活用計画が実施に向け動き始めた。宮古島市(下地敏彦市長)は17日、2007年度に策定された下地島空港等利活用計画書で、農業的利用ゾーンとして区分された約85㌶(下地島滑走路南東側)を対象にした、下地島農業基本計画書の作成業務を、オオバ沖縄支店(本社・東京)に委託することを決め、近く契約を結ぶ。契約金額は302万4000円(税込み)。市はこの土地の払い下げを12年9月ごろをめどに、県と調整を進めている。
2011年6月21日(火) 09:00 [産業・経済]
子牛1頭36万7000円/6月期肉用牛せり
ユッケ食中毒影響し小幅下げ
JAおきなわ宮古家畜市場の6月期肉用牛競りが、19日開かれた。子牛1頭平均価格は36万6912円と前月比4215円下げたが、まずまずの価格水準を維持した。畜産関係者は値下げの要因に、ユッケ食中毒の影響による枝肉価格下落や、消費が落ち込む梅雨期の影響などを挙げている。
2011年6月18日(土) 09:00 [産業・経済, 社会・全般]
かん水24日から開始へ/干ばつ対策会議
小雨傾向、塩害踏まえ決定
2011年度第1回干ばつ対策会議(会長・上地廣敏農林水産部長)が17日、市役所上野庁舎で開かれた。今月4日から雨がほとんど降っていないほか、台風2号による塩害も懸念されることを踏まえ、24日からかん水作業を開始する方針を決めた。トラック1台当たりの費用は昨年同様、市の補助2000円、農家負担1000円の3000円が提案されたが、宮古地区トラック事業協同組合が持ち帰り検討することとなった。
2011年6月17日(金) 09:00 [政治・行政, 産業・経済]
総合・給食棟が起工/宮古南静園
くわ入れで安全祈願
国立療養所宮古南静園(新城日出郎園長)で16日、総合・給食棟新築の起工式が行われた。新城園長、設計・施工など関係者らが参加し、無事故・無災害の安全を祈願した。
新築建物は、鉄筋コンクリート造り地上4階建て。で延べ床面積は総合棟3122平方㍍、給食棟620平方㍍。工期は2012年3月末まで。総事業費8億451万円。
2011年6月16日(木) 09:00 [産業・経済]
マンゴー船舶輸送実施へ
ピーク時に週1回直行便/生産者説明会で確認
宮古島市農林水産部農政課は15日午後、上野農村環境改善センターで、マンゴーの船舶輸送に関する生産者説明会を開いた。今夏は7月中旬の出荷ピーク時期に週1回のペースで船舶を利用。これにより空港や港に1日以上商品が積み残ることはないと強調しながら理解を求めた。生産者はおおむね了承し、懸念された商品の積み残しは解消に向けて大きく動き出した。
2011年6月15日(水) 09:00 [産業・経済, 社会・全般]
オール宮古で誘客活動へ/宮古島観光協会
総会で3836万円の予算など承認
宮古島観光協会(豊見山健児会長)の2011年度第47回定期総会が14日夕、市内のホテルで開かれた。10年度の事業報告と収支決算書、11年度の事業計画案と総額3836万295円の収支予算案など6議案を審議した結果、いずれも全会一致で承認された。
2011年6月15日(水) 09:00 [産業・経済]
船舶輸送方針を確立/マンゴー産地協議会
今夏は週1便で対応
産地協議会は市役所上野庁舎で開かれ、県、市の行政機関ほか南西海運、宅配業者の代表らが参加して船舶輸送方針を固めた。
2011年6月15日(水) 09:00 [産業・経済]
6億8000万円を売り上げ/空港ターミナル社
1230万円の黒字計上
宮古空港ターミナル社(神里恵亮社長)の第34期定時株主総会が14日、市内のホテルで開かれ、2010年度の決算などを承認した。売り上げは6億8245万円と前期比0・2%増えたものの、経常利益は同比37・3%減の2295万円と増収減益の決算となった。単年度黒字は、1230万円を計上した。
2011年6月14日(火) 09:00 [産業・経済]
過去最高500㌧を予想/マンゴー生産量
傷付いた果実は3割/宮古農林水産振興センター
宮古農林水産振興センターは13日までに、宮古地区における今期マンゴーの生産見込み量をまとめた。宮古本島、伊良部島を合わせた生産量は過去最高となる500㌧と予測。ただ、先月末に襲来した台風2号の影響で傷付いたマンゴーが3割程度あるとし、出荷量そのものは減少する可能性もあるという。出荷は今月下旬に始まり、来月中旬にピークを迎える。
2011年6月14日(火) 09:00 [産業・経済]
800万円を増資再建へ/コーラル社
今月中に原料代完済/金融円滑化法も導入
第三セクターのコーラル・ベジタブル社(砂川佳一会長)は、資金繰りの悪化を受けて13日、同社で取締役会を開き①借金の返済延期を可能にする中小企業金融円滑化法の導入②増資-の2本立てで、再建を目指す方針を決めた。増資は約800万円を予定。同資金は、滞っている原料(アロエベラ、シマラッキョウ)代金に充て、今月中に支払いを済ませる。株は新株を発行する。砂川会長は「株は自らが責任を持って募る」と話した。
2011年6月11日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
宮古空港に特産品販売所/市とターミナルが協定締結
“地元こだわり”をアピール
宮古島で生産、加工された特産品のみを取り扱う特産品販売所「みーや」が10日午後、宮古空港2階にオープンした。同日、宮古島市(下地敏彦市長)と宮古空港ターミナル(神里恵亮社長)が販売所に関する協定書を締結。それぞれ「宮古空港は空の玄関。島の特産品を広く島内外にアピールしていきたい」と販売所オープンに伴う地域振興に意欲を示した。納品するのは基本的に小規模経営で売り場の確保が困難な生産者が中心となる。既存の特産品のアピール並びに新商品開発に伴う地域経済の活性化が
期待される。
2011年6月11日(土) 09:00 [産業・経済]
「誠意を持って対応」/那覇空港ビル
スカイ社受け入れで 宮古路線開設望む
【那覇支社】那覇空港ビルディング社(嘉数昇明社長・NABCO)は10日、宮古路線開設を予定していたスカイマーク社(本社・東京、西久保愼一社長)が開設を延期すると表明したことについて会見した。NABCO側はスカイ社の受け入れについて「誠意をもって対応している」とし、スカイ社の宮古路線開設が実現できるよう強く望んでいることを明らかにした。
2011年6月10日(金) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
早期の開設へ努力/スカイマーク社
宮古路線延期で西久保社長
【那覇支社】スカイマーク社(本社・東京、西久保愼一社長)は9日、県庁で会見し、那覇空港ビルディング社(嘉数昇明社長)との間でカウンタースペース確保をめぐり折り合いがつかず、9月1日から就航予定だった宮古-那覇路線開設延期の理由を説明した。西久保社長は同ビルディング社から、一方的な不利益な変更の申し入れがあったと説明。一方、同ビルディング社は同社の受け入れに対して、むしろ積極的で、既存航空会社との調整中だったという。同ビルディング社は10日にも経緯について正式会見する予定。
2011年6月10日(金) 09:00 [政治・行政, 産業・経済]
10年度受注額は8200万円/市シルバー人材セ総会
理事長に棚原氏再選
市シルバー人材センター(棚原恵照理事長)の2011年度通常総会が9日、市中央公民館で開かれた。10年度の事業報告によると、受注件数は1000件、受注契約金額が8208万円。単年度黒字は、245万円を計上した。役員改選も行われ、理事長に棚原氏を再選した。
2011年6月9日(木) 09:00 [産業・経済]
クマザ海岸にリゾート/城辺長間
コテージ型、11月にも開業
城辺長間のクマザ海岸沿いでリゾート整備計画が進められている。kumaza hotel & resortsが今年3月に「miyako re : sort」(仮称)の建設工事を着工した。コテージタイプのヴィラ7棟などを造る計画で、早ければ今年月末にも開業させる。城辺地区では保良でもリゾート計画が進行しており、両リゾート施設の整備に伴う島全体の観光振興および地域の活性化が期待される。
2011年6月9日(木) 09:00 [産業・経済]
宿泊予約キャンセル3000人超/入域観光客数落ち込む
4、5月は3割減 震災影響
宮古島への入域観光客数(速報値)が4月は2万1017人、5月は2万6448人で、前年同月に比べ約3割落ち込んでいることが、市観光商工局のまとめで分かった。イベントは順調で、他の条件に大きな変化が見られないことから、同局では東日本大震災の影響ではないかと分析している。