「産業・経済」 2012年6月のニュース一覧
2012年6月30日(土) 09:00 [産業・経済]
宮古島漁協324万円の赤字/両漁協で総会
製氷機故障が要因/池間は氷販売急増で黒字
宮古島漁協(小禄貴英組合長)と池間漁協(浜川洋美組合長)の総会が29日、それぞれの会場で開かれた。2011年度貸借対照表・損益計算で、宮古島漁協は324万9000円の赤字を計上し、累積赤字は2億7178万9000円に膨らんだ。一方、池間漁協は335万8000円の黒字決算となり、累積赤字は5197万1000円に縮小した。
2012年6月30日(土) 09:00 [産業・経済]
債務超過は17億500万円/宮古島マリン社
市長、9月めどに方針決定/第22期定時株主総会開く
宮古島市などが出資する第3セクターの宮古島マリンターミナル社(社長・下地敏彦市長)の第22期定時株主総会が29日、平良港ターミナルビルで開かれ、2012年3月期計算書類(11年4月1日~12年3月31日)や取締役選任など四つの議案について決議した。下地市長は、懸案だったホテル棟を8億3000万円で宮古島シティアンドリゾートに売却したことなどを報告した。同社は依然、17億500万円の債務超過に陥っているが総会終了後、下地市長は「現在、民事再生の可能性を探っているところだ」と述べ、9月をめどに存続か否かの方針について決定する考えであることを明らかにした。
2012年6月29日(金) 09:00 [産業・経済]
開催まで100日、残暦板設置/カツオフォーラムin宮古島
市長ら成功願い除幕/10月6日開催
10月に宮古島市で開催される「2012カツオフォーラムin宮古島」(主催・同実行委など)まで100日となった28日、市役所平良庁舎前に残暦板が設置された。除幕式には下地敏彦市長、伊良部漁協の友利義文組合長、宮古島漁協の小禄貴英組合長、海のめぐみネットの川上哲也会長らが参加し、フォーラムの成功を願って残暦板の除幕を行った。同フォーラムは、高知県、鹿児島県に次いで3度目の開催となる。
2012年6月27日(水) 09:00 [産業・経済]
マンゴー生産274㌧見込む
日照不足で昨年比半減/目揃え会で選別基準確認
宮古島市マンゴー産地協議会とJA宮古地区営農振興センター農産部は、マンゴーの出荷が始まったのを機に26日、JA宮古地区本部で生産農家を対象に目揃え会を開き、品質選別基準を確認した。市場担当者と生産者の意見交換もあり、市場側は「共同選別による出荷規格統一が、商品づくりでは一番大事。これが市場と消費者の信頼に結び付く」と述べ、全農家の産地形成への連携を促した。
2012年6月27日(水) 09:00 [産業・経済]
子牛1頭38万6000円/肉用牛6月競り
前月比2万9000円高
JAおきなわ宮古家畜市場の2012年6月の肉用牛競りが、26日開かれた。子牛1頭平均価格は38万6187円と前月と比べ2万9465円上げた。JAは「台風の影響で定期開催日より1週間延びて、相場への影響が懸念されたが、引き合いが強かった」と高値の要因を分析した。
2012年6月26日(火) 09:00 [産業・経済]
イモ収穫 農薬散布が奏功/かんしょ講習・検討会
害虫の早期防除で/「美ら恋ベニ」が鈴なり
宮古農林水産振興センター(與那嶺宏明所長)は25日、宮古農村青少年教育センターで「かんしょ(イモ)講習会および現地検討会」を開いた。県職員や宮古島市甘しょ研究会(上地雅己会長、会員69人)の会員ら約人が参加。下地の現地検討会では、イモの葉を食い荒らす害虫エビガラスズメ(スズメガ科)の幼虫発生を早期農薬散布で防除したイモ畑が豊作、農薬散布が遅れたイモ畑が不作で明暗を分けていた。改めて農薬散布の重要性がクローズアッ
プされた。
2012年6月26日(火) 09:00 [産業・経済]
地域挙げ新校舎落成祝う/砂川小
砂川小学校(新里二男校長)で建設が進められていた新校舎がこのほど落成し24日、落成式典と祝賀会が同校で盛大に催された。
2012年6月16日(土) 09:00 [産業・経済]
「純と愛」タイトルロゴ活用で/NHK
25日に商品化説明会
NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」のタイトルロゴを商品に活用するための説明会(主催・「純と愛」宮古島市推進協議会)が25日午後3時から、宮古島商工会議所会議室(琉銀宮古支店3階)で開かれる。番組タイトルロゴについてはNHKが権利を持つため、NHKに許可無く使用することはできない。説明会では、使用手続きのルールなどについてNHKエンタープライズの担当者が説明する。
2012年6月16日(土) 09:00 [産業・経済]
アロエ生産組合が再出発/コーラル社浮上けん引へ
新組合長に砂川肇さん
コーラル・ベジタブル社(砂川佳一会長)に原料を供給する宮古島アロエベラ生産組合が15日総会を開き、活動を再スタートさせた。旧下地町時代に発足した同組合は、2005年の市町村合併に伴い活動を中断していた。新組合長に砂川肇さん、副組合長に川満貞博さんが選任された。
2012年6月15日(金) 09:00 [産業・経済]
肉用牛は1万5800頭/地区家畜・家禽飼養頭羽数
前年比1400頭減/11年12月末現在
県宮古農林水産振興センター(與那嶺宏明所長)が14日、宮古地区の2011年12末現在の家畜・家禽飼養頭羽数を発表した。肉用牛の飼養頭数は、前年同期と比べ1444頭(8・3%)減の1万5869頭。飼養戸数も1187戸と、同比90戸(7・0%)減少した。
2012年6月14日(木) 09:00 [産業・経済]
「朝ドラ」生かした誘客促進へ/観光協総会
顧客満足度調査も実施
宮古島観光協会(豊見山健児会長)は13日、市内ホテルで第48回定期総会を開いた。NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」を生かした国内誘客キャラバンの展開、観光客のニーズや動向を把握する「顧客満足度調査(CS調査)」の実施などを盛り込んだ2012年度事業計画を原案通り承認したほか、任期満了に伴う役員選任では豊見山会長を再任した。
2012年6月14日(木) 09:00 [産業・経済]
900点の土壌分析へ/土づくり推進協議会
来月2日から受け付け
2012年度宮古地区土づくり運動推進協議会(松尾安人会長)が13日、宮古農林水産振興センターで行われ、今年の土壌検診週間について協議、7月2~13日まで土壌サンプルを受け付けることを決めた。
2012年6月14日(木) 09:00 [政治・行政, 産業・経済]
早期着手へ8事業を調整
市、一括交付金1億円活用
下地敏彦市長は13日、一括交付金の年度内早期着工に向けて県と調整中の八つの事業を発表した。事業名は、公設市場の青空市サンルーフ設置などを盛り込んだ「宮古島観光飛躍的発展推進事業」で、総額1億257万円。国から交付決定後、事業着手する。
2012年6月13日(水) 09:00 [産業・経済]
食肉センター建て替え/取締役会で方針確認
事業導入へ取り組み強化
宮古島市やJAなどが出資する第三セクター・宮古食肉センター(池間等志社長)の第68回取締役会が12日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。2012年度の事業計画は「新食肉センター事業導入ができるよう取り組みを強化する」と方針を示した。
2012年6月12日(火) 09:00 [産業・経済]
宮古産だけの品ぞろえ人気/「み~や」開店から1年
年間売上3700万円/単位面積では一般店の2倍
宮古空港ターミナル2階の宮古島市特産品販売所「み~や」は、昨年6月10日のオープンから1年経過した。同6月から今年5月末まで1年間の売上高は3725万円、1カ月平均では310万円。同店を管理する空港ターミナル社企画室長補佐の宮国幹雄さんは「予想以上の実績。『み~や』は宮古島産だけだよ、という看板効果は、観光客を引き付ける力が強い」と感想。単位面積当たりの売上が、一般土産店の2倍近くあることも、宮古島産の魅力度の表れと強調する。
2012年6月11日(月) 09:00 [産業・経済]
宮古島産パイン「甘い」と評判
栽培面積3.5㌶と増加/市、差別化し生産拡大へ
宮古島市内のパインアップル(略称・パイン)の栽培面積が、増加傾向にあることが市農政課の調べで分かった。現在の面積は約3・5㌶で、2009年の2・5㌶と比べ1㌶増えた。甘さが評判になり市場性が高まったことや、露地で手軽に栽培できることが、面積増の主な要因とみている。収穫は今月下旬ごろから始まり、ピークは7月中旬、9月末ごろに終わる。
2012年6月8日(金) 09:00 [産業・経済]
総売上は7億3700万円/前期比5500万円増
「SKY」「特産品販売」追い風/空港ターミナル社11年度決算
第三セクター・宮古空港ターミナル社(神里恵亮社長)の第期定時株主総会が7日、市内のホテルで開かれた。同期の決算はスカイマークの就航や特産品販売所「みーや」のオープンにより売上高が7億3748万円と前期比5503万円(8・0%)増えた一方、本業の利益を表す経常利益は、修繕費やアルバイトなど人件費の増加を主要因に同比1159万円(50・5%)減の1135万円を計上する増収減益となった。
2012年6月7日(木) 09:00 [産業・経済]
ペースト製造施設が完成/イモ産業化事業
試運転で順調な稼働確認/本格運転7月中旬見込む
カンショ(イモ)の6次産業化事業で市は6日、完成したイモのペースト製造施設=下地洲鎌=の試験運転を行い、順調な稼働を確認した。日量500㌔程度の本格運転は、イモの生産が増える7月中旬ごろを見込んでいる。
2012年6月6日(水) 09:00 [産業・経済]
生コン価格が急激に上昇
沖縄本島比8000円以上/背景に「原料の輸送費」
宮古島市の生コンクリート価格が1年前に比べ急激に値上がりし、1立方㍍の価格が沖縄本島に比べ8000円以上も高くなっているのが分かった。一部の企業や市民からは「生コン組合が価格をつり上げて独占的に利潤を得ている」との指摘があるが、生コンを共同販売する宮古島生コン協同組合(豊見山景順代表理事)は「原料の全てを沖縄本島から移入しており、海上輸送費などのコストが消費者価格に反映されている」と説明している。
2012年6月5日(火) 09:00 [産業・経済]
和牛ヘルパー事業11年度実績 延べ6281頭を受託
便利さ浸透し急増傾向/前年比55%増
JAおきなわ宮古地区畜産振興センター畜産部のまとめによると、畜産農家が2011年度に、和牛ヘルパー事業を利用して飼養管理などを委託した牛は、延べ6281頭に上り、前年の4035頭より2246頭(55%)増えた。受託料金は同比294万円(33%)増の1191万円。利用実績は、事業の便利さの浸透や農家の高齢化に伴い、急増傾向にある。利用料金のうち、半分の595万円は国が農家に補助した。
2012年6月3日(日) 09:00 [産業・経済]
株出 大幅増の733㌶/宮古本島12-13年期キビ
土壌害虫の駆除奏功/前期比1.8倍
宮古や来間、池間島に栽培されている2012-13年期サトウキビの株出収穫予定面積は733㌶と、前期の404㌶と比べ329㌶(81%)増加したことが、沖縄製糖宮古工場と宮古製糖城辺工場の調査で分かった。夏、春植も合わせた全面積に占める割合は、前期の13%より8ポイント増の21%と2割台に達した。30数年前まで、作型の中心を占めていた株出は、復活へ着実な足取りを見せ始めた。
2012年6月1日(金) 09:00 [産業・経済]
駐車場有料化など検討
宮古島マリン社取締役会
【那覇支社】宮古島マリンターミナル社(社長・下地敏彦市長)の第45回取締役会が31日、那覇市内のホテルで開かれ、第22期事業収支報告が行われ、計算書類承認の件など五つの議案について審議した。また、下地市長は3月23日で解散した漲水リゾート社に対し、7億8600万円の債権者請求を行っていることを報告。マリン社の採算益を上げる方策として同社が管理する駐車場(約140台分)の有料化を市民に周知した上で、10月をめどに作業を進めていく考えであることを明らかにした。