「産業・経済」 2013年7月のニュース一覧
2013年7月30日(火) 09:00 [産業・経済]
コーラル社 専務に真栄城氏
会社再建へ外部起用/下地市長 営業手腕を評価
アロエベラジュースなどを製造、販売する第3セクター、コーラル・ベジタブル(本社・下地川満、社長・下地敏彦市長)は29日、市役所下地庁舎で取締役会を開き、常勤の代表取締役専務に元琉球放送常務の真栄城忠之氏(68)=宮古島市下地=を選任した。赤字が続く経営の立て直しを視野に入れた人事。下地市長は、「琉球放送で培った真栄城氏の営業力を買った」と起用の理由を述べた。任期は来年11月までの1年3カ月。
2013年7月28日(日) 09:00 [産業・経済]
JAゴーヤー販売額 初の3億円突破/12年期作
出荷量31%増の812㌧/単価安、輸送補助でカバー
JAおきなわ宮古地区営農振興センターが取り扱った2012年期作ゴーヤーの販売額は過去最高の3億3047万円(前期比12%増)に上り、初めて3億円の大台に乗った。出荷量は、同比31%増の812㌧。JAゴーヤー専門部会(砂川好徳部会長)が26日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで生産・販売報告会を開き、同実績を明らかにした。同会では、優秀農家の表彰も行った。
2013年7月27日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済, 社会・全般]
伊良部もかん水本格化/スプリンクラーが未整備
キビの被害拡大を懸念
宮古島地方気象台は26日、14日ごろから降水量が少ない状態が続いているとして、少雨に関する情報第1号を発表した。8月上旬ごろまで少雨傾向が続く見込みで、降水確率は低い。伊良部では台風7号が過ぎた14日以降、まとまった雨がなく、台風の影響で塩害を受けたサトウキビの葉が茶色に変化。トラックから散水銃を使ったキビの除塩かん水は22日から本格化している。
2013年7月27日(土) 09:00 [教育・文化, 産業・経済]
「水無し農業」の歴史学ぶ/見学会に7家族18人参加
沖縄総合事務局宮古伊良部農業水利事業所の地下ダム関連施設子ども見学会が26日、城辺字福里の地下ダム資料館と関連施設で行われた。
見学会には7家族18人が参加。小中学生たちは夏休みの自由研究のテーマにしようと宮古島の農業発展と農産物の安定生産に大きく貢献した地下ダムの歴史を学んだ。
2013年7月26日(金) 09:00 [産業・経済]
キビ生産7万㌧実現へ/伊良部地区
1000人参加し増産生産者大会開く
「サトウキビの生産目標7万㌧を早期実現」「政府のTPP交渉参加は断固反対」-。初めての伊良部地区さとうきび増産生産者大会(主催・同さとうきび生産組合、伊良部さとうきび糖業振興会)が25日、市伊良部公民館で開かれた。生産農家や行政などの関係者ら約1000人が集まり、「サトウキビは島の宝」を合言葉に一致団結で取り組んでいくことを誓い合った。宮古製糖伊良部工場の渡久山和男工場長が「夏植集中型の作付け体系からの脱却を図り春植・株出面積の拡大により生産量の増産を図る」などを盛り込んだ大会宣言文を読み上げ、満場一致で採択した。
2013年7月25日(木) 09:00 [産業・経済]
パインの収穫最盛期/宮古島産
実が大きく甘いのが特徴
宮古島産パイナップルの収穫が最盛期に入った。黄色く熟した甘い香りのパインが、各店頭にずらりと並び好調な売れ行きを見せている。今年のパインは、甘くてみずみずしく大きく実っているのが特徴。宮古の郵便局は宮古島産パインの産業化を支援するため、昨年からカタログ販売を始め、今年は2年目を迎えた。
2013年7月25日(木) 09:00 [産業・経済]
宮古全域 かん水作業始まる/サトウキビ圃場
干ばつ被害低減へ/厳しい気象条件続く
干ばつ被害が懸念されるサトウキビ圃場へのかん水作業が24日、宮古全域でスタートした。梅雨明け以降少雨傾向にある宮古島地方だが、今後もまとまった雨は期待できない厳しい気象条件が続く。
2013年7月25日(木) 09:00 [産業・経済]
伊良部大橋100年耐用へ
塩害実験をクリア/技術確立連絡会議開く
塩害が顕著な沖縄の環境下で橋を100年使い続けるための技術確立を目指すプロジェクトチームの第5回連絡会議が24日、県宮古合同庁舎で開催された。同会は土木研究所(つくば市)や琉球大学、県建設技術センター、県各部署の職員らで構成。会議では、塩分が橋の劣化に及ぼす影響や、伊良部大橋に使うフライアッシュ(石炭灰)混合コンクリートの耐用試験結果などが報告された。
2013年7月24日(水) 09:00 [産業・経済]
カツオ大漁に活気づく/佐良浜
1日平均7㌧水揚げ
伊良部漁協所属のカツオ一本釣り漁船3隻が大漁に恵まれ、佐良浜が活気づいている。15日以降、3隻が水揚げした1日当たりの水揚げ量は平均7㌧で、23日までの9日間で約60㌧の総水揚げ量を達成した。生カツオの大漁に伴い、鰹節工場はフル稼働し、解体・加工作業に追われている。
2013年7月24日(水) 09:00 [産業・経済]
1位「北福波」3129本/家保種牛精液払い下げ12年度
全体の8割占める/肉質に優れ産子高値
宮古家畜保健衛生所のまとめによると、2012年度の県所有種雄牛の精液払い下げ本数は、宮古島生まれの「北福波」が3129本と最も多く、全体(3936本)の8割を占めた。肉質に優れる沖縄の「スーパー種牛」。北福波の産子は市場評価が高く、12年度の1頭平均価格は42万4000円(宮古家畜市場実績)と、全体平均の40万2000円を2万2000円上回った。精液払い下げ2位は、伊江島産「勝群星」の718本だった。
2013年7月23日(火) 09:00 [産業・経済]
北~東海岸で優先実施/キビの塩害回復
トラックでかん水作業
台風7号によるサトウキビの塩害回復のため、大型トラックを駆使したかん水が、被害の目立つ宮古島の北~東海岸一帯で行われている。塩害に伴う補助かん水は、今回が初めて。容量10立方㍍(10㌧)の水タンクを積んだトラックが給水所と畑をピストン往復している。24日からは、干ばつ対策のかん水も開始する。
2013年7月20日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
去勢2カ月連続50万円台/7月肉用牛競り
全国的な子牛不足影響
JAおきなわ宮古家畜市場の2013年7月期競りの去勢子牛価格は51万3391円と、前月に引き続き2カ月連続50万円の大台に乗った。雌子牛を含めた子牛の1頭平均価格は、前月比1万4013円高の48万7868円。子牛平均価格の40万円台は昨年の11月以来、9カ月連続となった。
2013年7月18日(木) 09:00 [産業・経済]
葉タバコ買い入れ始まる/宮古地区
平均キロ単価2144円/作柄良く高値取引期待
宮古地区と石垣地区の2013年産葉タバコの買い入れが17日、平良西里の日本たばこ産業宮古葉たばこ取扱所で始まった。初日の取扱量は約43㌧、平均キロ単価は2144円の高値が付いて幸先良いスタートを切った。今期産の葉タバコは気象条件に恵まれず目標の収量を下回る見込み。ただ、作柄は良く高値取引が期待されている。買い入れは来月下旬まで続く。
2013年7月17日(水) 09:00 [産業・経済]
台風7号 キビの塩害広がる/海岸線
農家 散水に懸命/市、対策会議招集へ
台風7号による塩害が各地で広がっている。城辺七又や上野宮国の海岸線では広範囲にわたってサトウキビの葉が変色しており、生産農家や関係機関が懸念を強めている。宮古島市は近く干ばつ対策会議を開いて対応を協議。かん水作業を中心に生育の鈍化を防ぐ手立てを講じる方針だ。
2013年7月17日(水) 09:00 [産業・経済]
マンゴーを船便輸送/宮古港運
琉球海運宮古支店宮古港運(久貝美紀夫社長)は16日、マンゴー約6㌧(コンテナ2基分)を同海運の貨物船「しゅれい」(6562㌧)に積み込み、同日那覇へ運んだ。
2013年7月16日(火) 09:00 [産業・経済]
マンゴー13㌧那覇に運ぶ/南西海運
臨時便を運航 滞貨緩和に一役
南西海運(下地米蔵社長)は14日臨時便を運航させ、マンゴー約13㌧(コンテナ5本分)を、那覇に運んだ。台風7号の影響で13日、マンゴーが1日の収穫分ぐらい滞貨した。農家やJAは、早期の解消を要望していた。
2013年7月16日(火) 09:00 [産業・経済]
高良副知事が台風被害視察
台風7号による農作物被害状況の把握のため、高良倉吉副知事が15日午後、来島した。被害が最も大きかったサトウキビほ場を視察後、高良副知事は「被害データだけを見るのと、被害現場を見るのとは大きな違いがある。私も南大東島でサトウキビを作った経験があり、倒れた夏植えと株出しのキビを見て、ショックを受けた」と述べた上で「各部局と横断的な対応策を考え、宮古で農業がしっかりできるように県としてバックアップしたい」と意欲を示した。
2013年7月14日(日) 09:00 [産業・経済]
台風7号 キビ被害1億5600万円/宮古島
梢頭部折損など多く/収穫期マンゴーは870万円
宮古島市は13日、台風7号の接近に伴う農作物等の被害状況(速報)を発表した。全体の農作物被害は1億8600万円、このうち基幹作物のサトウキビで1億5600万円の被害が発生している。梢頭部の折損と葉の裂傷が多かった。懸念は塩害で、同日は除塩のためのスプリンクラーが各地でフル稼働した。収穫期にあるマンゴーでは少なくとも870万円の被害が発生している。一部で果実の落下等が見られた。
2013年7月14日(日) 09:00 [産業・経済]
台風の影響で滞貨/マンゴー
農家ら早期解消を要望
2013年7月13日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
鮮魚取扱実績は総額2億円超/伊良部漁協12年度
カツオ・マグロなど660㌧
伊良部漁協(漢那一浩組合長)はこのほど、2012年度鮮魚類取扱実績をまとめた。それによると、カツオ、マグロなどの取扱総量が660㌧、取扱総額2億1854万円。前年度と比べ総量が91㌧減、総額が1582万円減少した。同漁協では「引き続き航海安全と大漁を祈り、後継者育成、新たな市場開拓などで漁家経営と漁協経営の安定化を図りたい」と意欲を見せている。
2013年7月13日(土) 09:00 [地域・暮らし, 産業・経済]
台風7号、最大瞬間風速43.7㍍
農作物など各地で被害
強い台風7号は12日午後6時現在、石垣島の南約90㌔にあって、勢力を維持したまま時速20㌔の速さで西北西に進んだ。宮古島地方は同日昼前に暴風域に巻き込まれ、終日強い風が吹いた。最大瞬間風速は43・7㍍(下地島空港)を観測した。強風で街路樹の木が折れたり、ビニールハウスの一部が破損したりする被害が発生した。農作物はサトウキビを中心に被害が出ている。暴風警報の発表で官公庁は閉庁、学校は休校となった。
2013年7月12日(金) 09:00 [産業・経済]
マンゴー落果など懸念/台風7号
生産農家 キビは折損の可能性
台風7号の接近に伴い農作物に与える影響が懸念されている。収穫・出荷中のマンゴーは強風による落果などを懸念、サトウキビは春植え、株出しを中心に折損の可能性がある。オクラも被害を受けそうだ。
2013年7月12日(金) 09:00 [産業・経済]
宮古の影響額は316億円/砂川理事長がTPPで講演
JAおきなわの砂川博紀理事長が10日の肉用牛生産者大会で講演し、環太平洋連携協定(TPP)に参加し、関税が撤廃された場合の沖縄農業に与える影響額(試算値)などを示した。宮古ではキビと肉用牛を中心に、直接影響額が億円、関連産業を含め316億円に上ると見込む。
2013年7月12日(金) 09:00 [産業・経済]
県産品の需要拡大を/県工業連合会
優先使用を要請/宮古島市、多良間村などに
「しまんちゅの心つなげる県産品」をテーマにした県産品奨励月間(7月1~31日)にちなんで県産品奨励キャンペーン要請団の湧川昌秀団長(県工業連合会長、沖縄ガス会長)ら15人は11日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、県産品の優先使用を要請した。市議会(平良隆議長)では県産品の優先使用を決議するよう要請した。湧川会長らは、前日に多良間村(伊良皆光夫村長)と同村議会(森山実夫議長)に同様の要請を行った。
2013年7月11日(木) 09:00 [産業・経済]
コーラル社 来月上旬に支払い
農家への未払い金600万円/「休眠機械」売却、処分へ
アロエベラジュースなどを製造、販売する第3セクター、コーラル・ベジタブル(本社・下地川満、社長・下地敏彦市長)は10日、同社で臨時取締役会を開いた。生産農家(29戸)への未払い金や同社社員への給与未払い金を8月上旬にも支払うことを確認した。下地市長は「残りについても速やかに支払う。旧盆までには間に合わせたい」と話した。休眠状態の機械を売却、処分することなども確認した。同社専務には元琉球放送常務の真栄城忠之氏(68)=宮古島市下地=の名前が上がっている。29日の同社臨時総会で正式に決定される。
2013年7月11日(木) 09:00 [産業・経済]
マンゴー専用臨時便を運航/JTA
市長が異例の電話要請/台風前に4・6㌧運ぶ
日本トランスオーシャン航空(JTA、佐藤学社長)は10日夕、台風7号の接近に伴い宮古-那覇間にマンゴー専用の貨物臨時便を運航させた。下地敏彦市長の異例の電話要請に応えた。同機は、4・6㌧を運んだ。臨時便は、きょう11日も1便運航予定。
2013年7月11日(木) 09:00 [産業・経済]
マンゴー優先深夜便運航/南西海運
石垣から引き返す/8㌧を那覇に運ぶ
2013年7月11日(木) 09:00 [産業・経済]
販売目標30億円達成誓う/肉用牛生産者大会開く
1戸平均規模拡大を推進
肉用牛生産増進生産者大会(主催・宮古和牛改良組合)が10日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開催され、大勢の生産者が参加し競り販売目標30億円達成を誓った。大会宣言は飼育戸数や頭数の減少傾向を懸念。増頭に向けては、1戸当たりの規模拡大を進めると、方向を示した。
2013年7月10日(水) 09:00 [産業・経済]
肉用牛飼養1万5249頭/12年12月末
前年に比べ620頭減/高齢農家の離農など要因
県宮古農林水産振興センター(前田幹男所長)は9日、宮古地区の2012年12月末現在の家畜・家禽飼養頭羽数を発表した。肉用牛の飼養頭数は、前年同期と比べ620頭(3・9%)減の1万5249頭。飼養戸数も1159戸と、同比28戸(2・3%)減少した。一方、子牛価格の高騰や子を産める経産牛が同比364頭(4・1%)増えたことは、増頭へ明るい材料になると見方を示した。
2013年7月9日(火) 09:00 [産業・経済]
三越本店で「宮古島フェアー」
最上肉牛などを出品へ/あすから
宮古島の良さをアピールし、地域産品の流通促進、観光客の誘客につなげることを目的に10~15日までの日程で、東京三越本店で「宮古島フェアー」(共催・三越、宮古島市)が初めて開催される。沖縄本島の業者が池田冷凍食品(池田正則社長)が依頼した宮古産和牛を肉質ランクが最上級のA5で評価した肉牛などを出品・即売する。池田社長らが8日、市役所平良庁舎を訪ね、下地敏彦市長に報告した。