「行雲流水」 2014年1月のニュース一覧

2014年1月30日(木) 08:55 [行雲流水]

「琉球八景(久貝清次展)」(行雲流水)

 目を大きく見開き神経を集中させても並の人には時計の短針の動きは見定められない。とはいえ短針は確かに動いている。盤上を2周して確実に24時間の時を刻んでいる。この〝不動の動〟の変化を1年間自身の顔に反映させた画家がいる

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2014年1月28日(火) 08:55 [行雲流水]

「吉野弘の詩」(行雲流水)

 現代詩は多くが難解である。しかし、吉野弘の詩は平易な言葉で書かれているが、含蓄が深い。そこには、生命への温かいまなざしがあり、人間を疎外するものは摘発する

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2014年1月25日(土) 08:55 [行雲流水]

「農作物」(行雲流水)

 宮古島の農家は1960年ごろまで自給自足であった。芋を主食とし大豆や麦で豆腐やみそを造り、鶏、山羊、豚などの家畜を養ってそれなりの暮らしが成り立っていたのである。サトウキビは大きな換金作物であり、農家は共同のシートー屋(小規模製糖工場)で黒砂糖を作り大和に売って現金収入とした

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2014年1月23日(木) 08:55 [行雲流水]

「民謡」(行雲)

 日本の民謡には、経済にまつわる歌が多いといわれる。♪ニシン来たかとカモメに問えば、♪会津磐梯山は宝の山よ。しかし、沖縄の民謡には叙情歌が多い。そう語った評論家がいた。その理由は聞きもらしたが、当否はいざ知らず、言われてみるとそんな気がしないでもない


▼もともと、民謡は生活に根ざしたもの。いま歌われている宮古民謡の歌詞や曲は定型化されているが、昔はその時々の心象を反映したものだったのではないだろうか。もと歌にはかなりの幅があったのではないかと思ったりする


▼昭和20年代に体験したひとつの情景がある。当時、わが家には慶応生まれのガバンマ(曾祖母)がいた。そのためかどうか、正月祝いは新暦と旧暦の2回あった。旧正月には明治生まれのマイバラ ヌ シュー(前隣の老爺)があいさつに来る。酒やウサイ(肴)を運ぶ小僧として控え、二人の歌のやりとりを側聞した


▼いま思えば、曲は伊良部トーガニ、歌詞は即興だった。今朝の天気から始まり、豊作祈願、世の習いと人の心の移ろい、敬愛する姉弟のちぎり等々、途切れることなく盃と歌のやりとりが続く


▼返歌のタイミングも絶妙だった。必ずしも最後まで聴き終えてから歌いだすのではない。途中でも琴線にふれる言葉に出合えば、♪ンーユーマンティ~アンガガマ~(ウトゥガマ~)と合いの手を入れて引き継ぐ。芝居をみているようで、見事なやりとりに聞きほれていたものだ


▼あれから60余年。旧正月をおだやかに寿いでいた即興詩人たちはもういない。

2014年1月21日(火) 08:55 [行雲流水]

言葉の水脈(行雲流水)

 「新年を迎えて、さらに『可惜身命』、よき日々を送りましょう」という年賀状をもらった。「可惜身命」は、「身命は惜しむべし」と読み下して、体や命を大切に、と一応は理解できる。ところが、調べてみると、この言葉にはこのままでは惜しい、もったいないと、対象がそれにふさわしい状態にあることを強く望む意が込められている

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2014年1月18日(土) 08:55 [行雲流水]

「キビの尾花」(行雲流水)

 故向田邦子さんのエッセー「眠る盃」は、土井晩翠作詞、滝廉太郎作曲の「荒城の月」の一節「めぐる盃かげさして」を「眠る盃」と覚えてしまい、以来、なかなか言い直せない思いをつづった名著だ。「泣くな子鳩よ」という歌を「泣くなトマトよ」と歌っていた幼い妹をいじめたことも紹介してあり、昔のサラリーマン家庭のほのぼのとした雰囲気が行間から伝わってくる

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2014年1月16日(木) 08:55 [行雲流水]

「辺野古埋め立て承認」(行雲流水)

 昨年12月27日仲井真知事は辺野古沖の埋め立て承認を表明した。その2日前知事は安倍首相との会談を終えたばかりでまさに電光石火の表明だった

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2014年1月11日(土) 09:00 [行雲流水]

「表情」(行雲流水)

 表情。心の働き方によって無意識に出てくる抑えがたい人間の顔の変化や動作をさす言葉である。ひとりの人がその時々の情緒の変化で別人のように見えることは日常経験することだ

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2014年1月9日(木) 08:55 [行雲流水]

「アベノミクス」(行雲流水)

 去年の正月明けは、安倍新内閣が矢継ぎ早に打ち出すデフレ脱却策を半信半疑で見ていた。1年過ぎてみると、円高は是正され、株価は回復、物価も下げ止まり、〝結果オーライ〟のようだ

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2014年1月7日(火) 08:55 [行雲流水]

「年頭に、2014」(行雲流水)

 元旦の早朝、東平安名崎では車の列が延々と続き、寒風の中、幾つかの人々の群れが初日の出を待っていた。やがて、東雲(しののめ)の空を彩りながら、雲間から太陽が輝きだした。2014(平成26)年の夜明けである

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  • 宮古島の人口

    平成29年4月1日現在

    宮古島市 53,513 人
    26,690 人
    26,823人
    世帯数 25,781軒
    多良間村 1,199 人
    648 人
    551 人
    世帯数 532 軒
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