2015年12月12日のニュース一覧
2015年12月12日(土) 09:07 [教育・文化]
豊かな人権感覚身に付けて
作文コンテスト表彰式
第35回(2015年度)全国中学生人権作文コンテスト県大会の表彰伝達式と宮古島人権擁護委員協議会の宮古地区表彰式が11日、平良地方合同庁舎で行われた。県大会入賞者5人には那覇地方法務局宮古島支局の宮原善男支局長が表彰状を伝達した。同協議会の神里清春会長が宮古地区受賞者5人に表彰状を授与した。
2015年12月12日(土) 09:06 [政治・行政]
住民監査請求を却下/監査委員会
住民側、告訴検討へ/不法投棄ごみ残存問題
不法投棄ごみ残存問題に伴い、7人の市民が連名で提出した住民監査請求について、市監査委員会(砂川正吉代表監査委員、富永元順監査委員)は11日、「却下する」との判断を下した。請求人の市民側は今回の判断を受けて、「告訴」も視野に入れた協議を行い、近日中にも会見で今後の方針を発表するとしている。
2015年12月12日(土) 09:05 [教育・文化]
マングローブを記念植樹/東大阪日新高校
修学旅行の思い出に/ラムサール登録の与那覇湾で
宮古島環境クラブ(MEC、下地邦輝会長)は11日、下地の与那覇湾で修学旅行で滞在中の東大阪市立日新高校(森田実校長)の2年240人を受け入れ、マングローブ24本の記念植樹を実施した。参加者らは、ラムサール条約に登録されている干潟で大きく育つよう願った。
2015年12月12日(土) 09:04 [イベント]
資金難、来年大会で終了か/クイチャーフェス
実行委が長濱副市長に報告
11月に市内のカママ嶺公園多目的広場で開催された第14回クイチャーフェスティバルを企画・運営した実行委員長の前里昌吾さんと事務局長の新村一広さんが11日、市役所平良庁舎を訪ね、長濱政治副市長に成功裏に終わったイベントを報告した。
2015年12月12日(土) 09:03 [地域・暮らし]
病害虫、雑草対策学ぶ
農業士・就農青年ク合同研修
宮古地区農業士会・就農青年クラブ合同資質向上研修会が11日、宮古農村青少年教育センターで開かれた。関係者ら20人余が参加し、作物の病害虫や雑草について学んだ。
2015年12月12日(土) 09:02 [教育・文化]
13個人・団体に表彰伝達/宮古更生保護女性会
盛大に設立祝賀会
宮古更生保護女性会(砂川芳子会長)の設立記念祝賀会と受賞伝達式がこのほど、市内のホテルで行われた。同女性会の活動に尽力した会員に対する表彰や協力した関係者への感謝状の伝達が行われ、13の個人・団体に表彰状と感謝状が贈られた。
2015年12月12日(土) 09:01 [私見公論]
【私見公論】伊良部島に国立教育機関「海上技術短期大学校」誘致を/仲里雅彦
伊良部大橋開通後の将来像を問うと「このままだと佐良浜は30年後には無くなるよ」「なぜ? 人がいなくなるからさ」と話す地元リーダーの声は危機感にあふれていた。確かに最大1000人を超えた佐良浜小の生徒数はピーク時の1割、100人余と人口流出・少子化で年々減少している。佐良浜の人口は2860人、1世帯あたりの人員数が1・99人と市平均2・17人を下回り、人口減少と独居老人が多いという最も深刻な状況に置かれている。合併前の旧町村も同様な問題を抱え苦しんでいるが、想定を超える衝撃的な声に応えるべく、島のルーツ・地域資源・将来性を見据えた創世事業を提案する。
100年以上の歴史を持つ「カツオ一本釣り」は島の経済を長い間支え、南方漁の最盛当時から日本初のパヤオ(浮き漁礁)を島の近海に設置し、本格的にパヤオ漁を始めたのも佐良浜漁民である。カツオ漁が全国的に減少を続ける中、新しい船を加え4隻のカツオ船が操業し伝統の火を絶やさないという強い意志は健在であり、海を生業(なりわい)としてきた地域であることから海との関わりを活性化の基本とすることに異論は無いと考える。
国の外郭団体「独立行政法人海技教育機構」は、航海士や機関士を養成する目的で、全国に海技大学校1校、海上技術短期大学校3校、海上技術学校4校を運営しているが沖縄には設置されていない。学生は全国から募集し寮生活により経済的負担も少なく勉学に専念できる環境が整っており志願者が多い。一方、船員の高齢化と人材不足は深刻で、「養成定員をもっと増やせないか」と船員確保に向けた取り組み強化が求められている。
このような状況を踏まえ、船員を育成する国立教育機関「海上技術短期大学校(高卒対象)」を伊良部島に誘致することを提案したい。海上技術短期大学校の誘致効果として、①人口減少対策 ②国費投入および消費効果による経済効果 ③廃校予定施設の有効活用 ④高校卒業後の進学先が島にあることの有利性 ⑤全国から若者を呼び込み活性化が想定される。市は佐良浜・伊良部小中学校を統廃合する計画を進め、県は伊良部高校を恒常的な定員割れから宮古高校に統合を決定し、子供人口は回復しないと判断している。この廃校施設を大学施設や学生寮・教員住宅として有効に活用できることも大きなメリットである。
周囲を海に囲まれ、年間を通して海で活動できる環境は本土ではできないことであり、リゾート感あふれる宮古島で資格取得ができることは、島のブランド力を高めることにもつながる。また、内外の若者たちの学ぶ場を創設することは、二次的な効果として、島全体に若者人口を増やし、若々しく活気のある社会への転換も期待できる。