2018年10月30日のニュース一覧
2018年10月30日(火) 09:00 [地域・暮らし, 教育・文化]
ミャークヅツ始まる/クイチャーで豊年祈願
池間、佐良浜、西原祭り一色
池間系の伝統行事「ミャークヅツ(宮古節)」が旧暦9月の甲午(きのえうま)の日に当たる29日、池間島、佐良浜、西原の3地域で始まった。旧年中の五穀豊穣(ほうじょう)・大漁に感謝し、向こう1年間の豊作・豊漁を祈願する豊年祭。初日の池間島と佐良浜では躍動的なクイチャーで大地を強く踏み、掛け声の「ヒヤサッサ、ヒヤサッサ」が響いた。池間島と西原では3日間、佐良浜では4日間繰り広げられる。
佐良浜地区
佐良浜地区のミャークヅツは池間添、前里添で行われた。午後4時ごろから「ミーウヤ」と呼ばれる男性らがクイチャーを踊り、「ヒヤサッサ」と掛け声を集落内に響かせ、五穀豊穣と島の発展を祈願した。
池間添では数え年47歳から、前里添では50歳からミャークヅツに参加。今年は池間添に14人、前里添に25人が新入生として加わった。
池間添のミーウヤは、おそろいのピン
ク色のポロシャツ姿で、地面を力強く蹴り上げて豪快に乱舞した。上地勝彦さんは「久しぶりの同窓にも会え、楽しかった。伝統行事は大事にしていきたい」と笑顔で語った。
前里添のミーウヤは、頭にタオルを巻き、黄色の法被をまとって掛け声とともに跳び上がり、手をたたいて堂々と踊った。神奈川県から参加した仲村渠英明さんは「小さい頃に見て雰囲気は分かっていた。1回きりなので参加して良かった」と話した。
池間島
池間島では、水浜広場で二重の輪をつくって行われた。女性が内側で優雅に舞い、男性が外側でダイナミックに踊った。
今年の数え55歳の新会員のミーウヤ(新親)は1964(昭和39)生まれの男性18人。
新親の仲間正弘さんは「緊張して寝れなかった。私は前ぬ家ムトゥの新会員となった。29日午前5時から参加した」と語った。
那覇から里帰りして参加した浜元保さんは「今年米寿を迎える。これからも健康長寿でミャークツヅに参加したい」と気持ちを新たにした。
平良西原
平良西原では早朝から地域の男性らが仲間御嶽(ないかに)に集まり、祭祀の始まりを報告するとともに、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。
男性らはスーツ姿で御嶽周辺で車座になり泡盛を酌み交わした。
参加した高嶺貞久さん(56)は「池間民族はみんな兄弟」と赤ら顔で話した。
30日は今年誕生した子供を神に報告する「マスムイ」や集落を練り歩くパレードほか、ジャー(座)ではクイチャーや奉納相撲が行われる。
2018年10月30日(火) 08:59 [地域・暮らし, 教育・文化]
子の誕生 先祖に報告/神酒回し、神詩歌い
来間島で「ヤーマスプナカ」/きょうパレード
旧暦9月の甲午の日に行われる下地来間島最大の伝統行事ヤーマスプナカが29日、2日間の日程で始まった。初日は3兄弟の家元で子孫の繁栄を祈願する「サラピャース」と「マスムイ」の儀礼が行われた。この1年間に誕生した子供を先祖に報告するとともに、健やかな成長を祝って島民が神酒を回し飲み、子孫繁栄と島のさらなる発展を願った。30日は島内を練り歩くパレードのほか、「雨乞い座」と呼ばれる広場で島の子供たちも参加した棒振りや奉納の踊りが行われ、島民の無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する。
2018年10月30日(火) 08:58 [スポーツ]
トライキャンプ候補に
豪州チームが東京五輪向け/来年4月調印
2020年の東京オリンピックに向け、オーストラリアのトライアスロンチームの関係者が29日、市役所平良庁舎を訪れ、事前のキャンプ地として宮古を候補地とする意向証明書がダン・アトキンスヘッドコーチから長濱政治副市長に手渡された。来年4月に正式調印を予定しており、調印されれば宮古が正式にキャンプ地となる。
アトキンスヘッドコーチは「宮古の状況を現在、見て回っているが宮古の環境は素晴らしい。今後、今回のテストを踏まえた要望点などをまとめたレポートを提出するので検討してほしい」と求めた。
長濱副市長は「要望に対してしっかり準備を行い、予算も確保して万全の態勢で皆さんを迎え入れたい」と、笑顔で歓迎の意を表した。
今後、レポートを踏まえた調整を経て来年4月に正式調印が予定されている。
同チームは、来年4月下旬から5月上旬に2回目のテストで来島し、本番1年前となる8月にも合宿を予定している。
同チームは現在、選手とスタッフが来島して宮古島での合宿に向けた各種テストを実施している。
2018年10月30日(火) 08:57 [スポーツ]
家族連れ笑顔のラン/東平安名崎マラソン
最長21㌔は前門さんV
第5回東平安名崎がんずうマラソン大会(主催・城辺地区地域づくり協議会)が28日、東平安名崎をゴールとする城辺路であった。4部門に合わせて375人が出場して全員が完走。雄大な自然を楽しみながらさわやかな汗を流した。最長21㌔のAコースは宮古島市の前門孟紀さん(36)が1時間26分24秒で優勝した。
2018年10月30日(火) 08:56 [社会・全般]
たまご家おかん連覇/うまむぬ杯
島豆腐スープカレー好評
宮古島ならではのB級グルメ開発と普及を狙う「宮古島うまむぬ杯」の審査結果が28日発表され、「たまご家おかん」の「和風島豆腐スープカレー」がグランプリに当たる宮古島市長賞を受賞した。前回に続き2年連続の最高賞。表彰式が同日開かれ、グランプリと準グランプリ受賞店舗に賞状と副賞が贈られた。
2018年10月30日(火) 08:55 [イベント]
絶景パノラマ満喫/平安名埼灯台
灯台記念日で無料公開
東平安名崎突端にある平安名埼灯台が28日、一般無料公開された。合わせて519人が頂部に登り、眼下に広がる東シナ海、太平洋の絶景を満喫した。
2018年10月30日(火) 08:54 [行雲流水]
【行雲流水】発見の喜び
「スミレはただスミレらしく咲けばいい。春の野への影響はスミレのあずかり知らぬことである。ただ、咲いているといないとではおのずから違うというだけである」と数学者岡潔は『春宵十話』に書いている